航続距離400kmまで伸びた日産の新型リーフ。ワンペダルで静か&爽快な走りを味わえ、また技術の進化を実感できるプロパイロットなど、「自動車の未来」を満喫できるこのクルマを、飯田裕子姐さんがじっくりレポートしてくれました。特別動画付きでお届けします! いやあ、リーフ、改めて乗るといいクルマですねー!【PR】
文:飯田裕子、ベストカー編集部 写真:平野学
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■国内販売台数10万台を突破!! 一番売れてるEV!!
200 228 280 400。クレジットカード番号ではありません(苦笑)。
この3ケタの数字の並びでピンっときた方はかなりのリーフ通。これは初代リーフから2世代目現行モデルまでの航続距離の変遷だ。最近では海外メーカーからもEV情報が頻繁に届くようになったが、初代リーフが登場したばかりの2010年はまだクルマの「電動化」にピンとこない方も多かったのではないかしら。
日産はそんな頃からEV性能を磨き、リーフやe-NV200を進化させてきた。冒頭の数値がそれを証明している。そして初代の登場から8年。今年4月には国内販売台数が10万台を突破。航続距離に躊躇していた方々も、今一度、最新モデルでリーフのイメージをアップデートしてほしい。リーフの魅力は航続距離の延長だけではないのです。
2代目リーフには「日産インテリジェントモビリティ」という高解像度カメラやセンサーを含む電子制御技術を用いた装備が多数採用されている。そのなかから予防安全を主目的としながら日産らしく、走る、使う楽しさを感じさせてくれる代表的な技術を3つ、紹介させていただきたい。
■一度味わったらクセになるe-ペダル
ひとつは加速から減速まで、アクセルペダルの操作で速度調整が行える『e-ペダル』。
リーフは320Nmという最大トルクを発揮する。が、それを常に使わないにしても、発進加速の軽さとダイレクトさはEVならでは。そのうえ、『e-ペダル』でなら速度の加減速コントロールもアクセルペダルでオーディオのボリューム調整のごとく思うようにスマートに行える。『電動モーター駆動+アクセルペダル』の走りは、扱いやすさのみならず、メリハリも効かせやすくなり、面白くて、楽しい。
■完全停止からも再発進するプロパイロット
ふたつ目は日産が『プロパイロット』と呼ぶ高速道路同一車線自動運転技術。
単眼カメラを使い、高度な画像処理技術によって前車をモニターして車間を保ち、必要に応じて加速や減速を行ってくれる……だけではなく、ステアリングも制御し、車線の中央をキープしてくれる。
このシステムは前車が停止すればリーフも止まる。再発進は3秒以内であれば自動的に、それ以上の場合はアクセルを軽く踏むか、ステアリング上のボタンを押せばいい。ロングドライブや、特にクルマの多い週末の高速走行のストレスを減らし、より安全かつ快適な移動を可能にしてくれる。
■ぜひ試してみて! すっごく便利なプロパイロットパーキング
最後は『プロパイロットパーキング』。
コレは操作がシンプルなうえ、想像以上に駐車がお上手でビックリ! 例えば普通の駐車。
私、枠の前を通過する→私、止まる→リーフが「ココに入れたいのね?」とモニターで駐車位置を示してくれる→私、「そう、ソコ」とOKボタンを押す→私、「プロパイロットパーキングボタン」を押し続ける→その間にリーフはハンドル、アクセルとブレーキ、シフトチェンジ(前進とバック)を行いながら駐車する、パーキングブレーキ&Pレンジまで自動でやってくれる→駐車完了!
自動といってもブレーキ操作とシフトチェンジを自分で行っていた頃を思うと、精度も含め劇的に進歩している。駐車が苦手な方や、最近首や腰が上手くまわらなくなってきたという方には、強力な助っ人です。
スマホとリーフが繋がり、またEVライフをサポートしてくれる専用ナビゲーションには、全国約3万カ所の充電ポイントをバッテリー残量をモニターしながら案内してくれるサービスもある。
キリっとシャープさの増したエクステリアとラゲッジ、居住スペースの広さもこのサイズにして100点満点。その室内の静粛さもEVならでは。単にEVの性能を向上させただけでなく、その他の技術に注目してこそ、新型日産リーフの魅力が音もなく伝わるはずだ。EVなだけに……、音はないけど、技術はある。
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