■大人ワイルド!! シルバー加飾の効きがバツグン
見るなり、まずオオッ!と思ったのがセレナAUTECH独自のちょいワイルドマスクだ。クロームメッキでドット模様のVモーショングリルはセレナの兄弟車であることを感じさせつつ、都会的な妖しさも適度に演出。
さらにいいのが独特シャコタン感。前後バンパーのリップやサイドに絶妙にシルバーが入り、路面を這いつくばるような低さを絶妙に演出できている。車高は落ちてないのだが……。
ついでに青いLEDドットが繋がるようなシグネチャーLEDやちょいブラックメタが入った細スポークタイプの16インチアルミもいい。
それから光の角度で表情変えるカスピアンブルーとダイヤモンドブラックの2トーンカラーもほどよく妖しい。
基本ファミリー向けのミニバンなはずなのにどこかしらワイルド&エロい。キャンプ場においてもそれなりだが、オッサンがイマドキ時代遅れなタバコを燻らせ、都会の埠頭に佇む時なんかにもちょうどよさそうだ。
■ステッチに注目!! 内装もらしさ満載のデキ
エクステリア以上にイメージを変えてくれたのが専用インテリアだ。AUTECHと青ステッチの入ったブラックレザレット表皮のシートは上質かつエレガント。
肌触りがきめ細かく上質でなおかつ波打った模様がまだまだ欲望が燃え残るオッサン心を刺激する。
しかもブルーステッチ入りのブラック本革巻ステアリングやドアトリム、ダークウッド調フィニッシャーとのマッチングもなかなか。程よく残る平成昭和感。まだまだ終わってないよな俺!
それでいて真夏のキャンプに家族で行っても十分使えるミニバンらしい実用性が嬉しい。
まずは室内の広さだ。正直骨格たるプラットフォームはステップワゴン同様、現行型のキャリーオーバー。
だがそのおかげか車内は競合中で最も広く、身長176cmの小沢が運転席に座った位置で、2列目にもゆったり座りつつ、3列目にも余裕で座れる。特に3列目の広さは間違いなくクラストップ。オマケにこれまた唯一のシートスライドも付く。
さらにいうと2列目シートの出来がいいので26インチママチャリを車内にしっかり固定できるし、リクライニングも便利でフルフラットにもし易い。車内で寝る時にもUSBや電源が使い易い位置にくるように工夫されている。
セレナ独自のバックドアもなんだかんだ使い勝手が良い。確かに競合は電動パワー開閉システムがほぼ当たり前でその点ではセレナは不利。
ただし、他が根本的にドアがデカ過ぎて後端がブロック塀に当たりそうになったりするがセレナにはそれがない。
先代譲りのクラス唯一のガラスハッチを備えており、結局のところのこの方式が毎日使い易い。普段の買い物はもちろん、キャンプ場でも小物を素早く取り出すことができる。
■特別感満点なのに燃費もさすが!! 先進装備も文句ナシ
かたや走りはベースとなったe-POWERハイウェイスターVと基本変わりない。163ps&315Nmのピークパワー&トルクを発揮するモータースペックは共通だし、足回りも基本共通。
心なしか専用の16インチホイールのおかげで多少乗り心地が引き締まってるか? ぐらい。
だがそもそもハイウェイスターVで十分走りは引き締まっていたし、走りで言うと今回の世代で初投入したe-POWER専用の1.4リッターエンジンが素晴らしい。
基本発電のためにしか使われないが、静粛性が増した上、燃費性能がメチャクチャいい。
今回の猛暑日の撮影でも、エアコン全開で止まったまま撮影をこなした上でも240km走ってメーター計測リッター16.4kmを記録。これはシリーズハイブリッドで3ナンバーサイズのミニバンであることを考えると驚異的だ。
また自慢のハイテク運転支援、プロパイロット1.0標準装備で、レーンキープの正確な効き具合、追従オートクルーズの安心感もピカイチだ。
オマケに価格的にもカスタムレベルが内外装に絞られているのでハイウェイスターV+約46万円で購入できて、そう言う意味でもお気軽。
新型セレナ本来の良さを備えつつ、ワイルドデザインを纏い、昼でも夜にも似合う二刀流セレナAUTECH。フツーのハイウェイスターVじゃなぜか満足できないアナタ! 1度見て乗ってみることをオススメいたしますぜ。
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