実車と見まごうつくり込み 細部にもさまざまな気配りが……
このモデルはドライバーフィギュアも付いている。少なくとも日本人には見えにくいのだが、世新建設の青い作業服を着た専属ドライバーI氏ということになるのか!? 運転席に座らせるのはコツがいるのと、いろいろやってみたが腕が上がったままでハンドルを握ってくれない。
ルーフの水滴型パトライトは日本から支給して使ってもらった。何より嬉しかったのはキャビン後ろの世新特注の工具ボックスだ。
似たような形のものが無いということで、一から忠実に再現してくれた。これは非常にポイントが高い。フロントタイヤの切れ角が大きいのもWSI製に対するアドバンテージだ。
ノーテブーム6軸トレーラにもI氏拘りの箇所がいくつもある。グースネックに装備される2本のスペアタイヤ位置がスタンダードタイプと異なる。
リヤバンパー下の車幅一杯の泥除け。これも特別に制作してくれて、諸元等の細かい文字まで印刷。グースネック裏側にも「NOOTEBOOM」ロゴ入り泥除けを再現した。
もともと出来が良いモデルで、ステアリング機構、伸縮機構、グースネックの機構も実車に近くスケールダウンされている。
今回の主役と言うべき電車は、ブルーシートに包まれ荷台に積まれている。こちらは本来の電車を制作して、それからブルーシートで包んだ感じを表現した。
実物は台車ではなく鉄骨の上に乗せてあったので、同じように制作。2本のベルトも付けそれらしくなった。
原型は国内でS氏にお願いしできあがったモデルを中国に送った。実際に運んだ荷物まで乗ったモデルはあまりないので、ユニークな存在ではないだろうか。