重トラクタユーザー必見! ボルボFH・24年モデルでフルエアサス3軸6×4駆動の「グローブトロッター」ついに実現!

グローブトロッターとはどのようなキャブなのか?

24年モデルとして投入予定のFH6×4Tフルエアサス・グローブトロッター。頭上空間の深さがわかる
24年モデルとして投入予定のFH6×4Tフルエアサス・グローブトロッター。頭上空間の深さがわかる

 ところで、そこまで人気のグローブトロッターとは、どのようなキャブなのだろうか。
 
 前述のとおりグローブトロッターは室内高が最大2.03m、エンジンルーム上の部分でも1.96m(注:欧州仕様の数値)を確保し、身長180cmの人が直立しても、頭上にはまだ空間の余裕があるというキャブである。しかもフロアの平坦部を広く確保してあり、室内での移動や着替えなども容易になっている。

 また、FHはキャブの前後長も国産車より長いため、ベッド幅が広く(最大位置で幅81.5cm、国産車は60~65cmほど)、なおかつ収納スペースが充実しているが、グローブトロッターではさらにオーバーヘッド部の収納スペースが拡大し、ベッド上にもオーバーヘッドシェルフを増設するなど、物入れを豊富に用意してある。

 欧州の大型トラック市場は、ドライバーの居住性・使い勝手も重要な評価項目となっている。それがキャブのつくりに反映されるわけだが、グローブトロッターはフラッグシップモデルだけに、その充実度も特に高いといえる。

 日本市場向けFH6×4Tも、グローブトロッター仕様の追加で、長距離・長時間の重量物輸送によりふさわしいドライバー環境が、24年モデルから得られることになる。付け加えれば、日本向けFHには、ビルトイン電動式クーラーの「i-パーク・クール」とベバスト製の温風器「パーキングヒーター」を標準装備しており、エンジン停止状態でも快適な空調のもとで過ごすことが可能だ。

 ちなみに欧州市場のFHには、グローブトロッターの上位仕様として、室内高が2.20mのグローブトロッターXL、さらにそのキャブ前後長を25cm拡大したグローブトロッターXXLというタイプまである。

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