EVOLT eGR-250N の主な特長
●従来機と変わらない基本性能
従来のGRシリーズの25tクラスと同等の吊上げ性能と走行性能を有する。
最大吊上げ性能: 25トン
最大作業半径: 34m
最大地上揚程: 44.2m
最高速度: 49㎞/h
また、タダノビューシステムやセットアップラジコンなどを継続して搭載しており、操作性についても従来機からも違和感なく操作・運転が可能となっている。
●走行、クレーン作業騒音の改善
走行およびクレーン作業時の騒音は電動化により大きく改善した。環境面に加え、騒音にシビアな現場での使用に「静粛性」という新たな付加価値を提供する。
(従来比で定常走行時:78dB → 71dB、クレーン作業時:104dB → 94dB)
●走行用に高出力電動モーターを搭載
最大出力97kW(132PS)、最大トルク2500Nm(255㎏f・m)の高出力モータを2基搭載する。加速性能が飛躍的に向上し、ギア変速時のショックもなく、スムーズな走行が可能となり、オペレータのストレスを軽減する。
●駆動用バッテリ
容量合計226kWhのリチウムイオン電池を使用し、満充電で平均的な1日のクレーン作業と走行が可能。目安としては、クレーン作業約5時間+走行約42㎞など。
(クレーン作業のみで約11時間、走行のみだと約70㎞)
●充電方式
急速充電方式に日本で普及が進んでいるCHAdeMOを採用(充電時間約2.5時間)。普通充電方式はAC200V三相商用電源接続(充電時間約8時間)。また、現場で電源に接続するプラグイン状態でのクレーン作業も可能となっている。
●オプションのLIFT VISUALIZER(リフト ビジュアライザー)
吊荷監視カメラを用い、吊り荷を真上から監視する。屋上作業などオペレータからの死角となる作業でも吊荷の移動が確認でき、さらにAML(過負荷防止装置)と連動して、作業状態、モーメント状態、そして100%停止位置等をモニター上に重ねて表示でき、作業の安全性と効率性を飛躍的に向上させる。