乗用車と商用車は同じ「自動車」でありながら対極的な商品で、それぞれ「少品種大量生産」と「多品種少量生産」を代表する品目だ。
自動車の生産技術として、近年、機能単位でコンポーネントを開発する「モジュール化」が進められてきたが(VWの「MQB」やトヨタの「TNGA」が有名)、乗用車と商用車ではその目的が異なっており、たとえ電動化により部品総数が少なくなっても、共通のモジュールを設計することは難しいらしい。
VWグループの大型商用車部門であるトレイトンが、乗用車と商用車で似て非なる「モジュール化」を解説している。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/TRATON SE