カサブランカのベースとなったのは「インプレッサスポーツワゴンC’z」
カサブランカはフロントマスク以外にもリア周りやホイール、内装まで専用のものに変更されており、ベース車両のスポーティなイメージからは想像できない、エレガントなイメージを醸し出している
通常の位置にあるロービームとフロントウィンドウ下のハイビーム、バンパーのフォグランプを加えれば、目が6つある、まるで昆虫のようなデザインのフロントマスクは、さまざまな国のメディアから「醜いクルマ」と評されるのも納得できるほど個性的(ムルティプラ)
あまりに強烈な顔つきが敬遠されたのか、2004年のマイナーチェンジではフロントマスクのデザインが大きく変更され、変顔からいたって普通な顔つきに。いっぽうで他に類を見ない強烈な個性は失ってしまった(ムルティプラ)
下側に向けて大きく絞られた縦目2灯のヘッドライトが醸し出す“キモかわいい”フェイスが特徴的なミラージュ ディンゴ。他のクルマにはない独特のバランスが強烈な個性を放っている
販売期間は4年ほどと短かったディンゴだが、バリエーション展開は思いのほか多く、発売開始の翌年である2000年には、1.8リッターエンジンを搭載し、大型の前後バンパーやサイドエアダム、ローダウン・チューンドサスペンションなどを装備した「エアロ」も登場した
リア周りも丸型のテールランプとメッキ仕上げのバンパーを組み合わせたデザインへと変更され、ベースとなったヤリスとはイメージのまったく異なるレトロ調なスタイルに。見た目とは裏腹に、現行車ならではの安全装備が充実しているのもビュート ストーリーの魅力だ
一度見たら忘れることができない強烈な顔つきを持つジューク。多くの海外メディアからは“醜い”と評されるいっぽうで、その個性的なデザインに惹かれる人も多い
後ろのドアノブをCピラーに取り付けることで、2ドアクーペのようなスポーティなスタイルを演出。2014年に行われたマイナーチェンジでは、フロントコンビランプとテールランプがZ34フェアレディZなどと同様のブーメラン形状へと変更された(ジューク)
AIエージェントや自動運転など、人に寄り添う新しいテクノロジーにより「新しい時代の愛車」を具現化したコンセプトカーとして、2019年に開催された第46回東京モーターショーでお披露目されたトヨタの「LQ」。点灯しないと見えないヘッドライトを備える独特な顔つきは実に未来的
まるでタマゴのような丸みを帯びたボディフォルム。両サイドのドアは下側までガラス面となっており、ドアと車内空間がシームレスで繋がる、洗練された造形となっている(LQ)