アメリカは出るゴミも大量ならゴミ収集車のサイズも大型・中型が中心でなおかつ無骨。アメリカの多様なゴミ収集車の世界を覗いてみよう
後部から人の手でゴミを投入するように設計されている小型トラックべ―スの日本の一般的なゴミ収集車(モリタエコノス「プレスマスター」)。日本でもリアローダーシステムはだいぶ前から製品化されているが、家庭ゴミの収集方式の違いや狭隘な道路環境などもあり、なかなか普及しない(写真・本誌)
ヘイル/ハーフパック・フロントローダー。大型ウェイストコンテナをリフターで豪快に持ち上げて荷室上部のホッパに投入することができるフロントローダー式。写真のフロントローダーはリフト容量が約3.6tもある
ダデー/スコーピオン・サイドローダー。戸建の住宅などから出る小型のウェイストコンテナの収集に特化するサイドローダー式のゴミ収集車だ
マクネイラス/リアローダー。サイドローダーと同じく市街地の家庭ゴミの収集で用いられることが多いリアローダー式。写真は大型トラックをベースにした塵芥車で、アメリカでは大型車が市街地のゴミ収集をする光景も珍しくない
ヘイル/セミトレーラ型サイドローダー。ヘイル社のセミトレーラ型サイドローダー「STARRシステム」。大容量でありながら大型(単車)よりも約40%ほど小回りが効き、中継車への移し替え不要なセミトレーラ型とすることで住宅地でも効率的な収集作業が可能だ
マクネイラス/フロントローダー。マクネイラス社の最新型フロントローダー「メリディアン」。最大14tものリフティング能力と、CAN制御システム、故障診断装置を搭載する。フロントローダーは、運転席内の電子制御ジョイスティックで1人で簡単に操縦することができる
マック/ローキャブ。アメリカのトラックメーカー、マック社のクラス8のローキャブ車「LR」。マックのローキャブモデルはこのLRと「テラプロ」の2種類用意されている
オートカー/ACXエクスペティター。こちらは特装トラック専業メーカー、オートカー社製のクラス8のローキャブモデル「ACX」