■清水草一厳選! 推奨「岬」10選
宗谷岬 (北海道)…言わずと知れた日本の北端。よく晴れた日には遠くサハリンも見える。稚内から宗谷岬を目指して走れば、右に見える周囲の山々は、気候が厳しすぎて木も生えていない。左はひたすら海。オホーツクを渡ってくる風が冷たいぜ!(w.aoki@AdobeStock)
納沙布岬 (北海道)…言うまでもなく日本の東端だ。晴れた日には北方領土がはっきり見える。納沙布岬目指してひた走れば、「帰れ! 北方領土」の看板に目頭が熱くなる。寂寥感バリバリだ。水晶島まではわずか数km。すぐそこにロシアを感じられる(幸達 竹内@AdobeStock)
襟裳岬 (北海道)…何もないという襟裳の春を唄った『襟裳岬』の歌詞を思い浮かべながら愛車を走らせれば、それだけでドラマの主人公気分だ。そして辿り着いた襟裳岬は、突端感がハンパない。もの凄く荒々しい地形に、男の血が沸き立ってくる(Kentaro Yamazaki@AdobeStock)
神威岬 (北海道)…積丹半島の先端。地理的には北海道の東端というわけでもないが、途中の風景が激しくワイルドでステキすぎる。完全にサスペンスドラマの世界である。そして神威岬。もの凄く尖ってるし、断崖絶壁すぎる! カッコいい!(Masato@AdobeStock)
竜飛崎 (青森県)…本州の北端はマグロで有名な大間崎だが、最果て感なら竜飛崎だ。「津軽海峡冬景色」に唄われたのだから知名度が違う。階段国道もある。青函トンネルもある。平泉を追われた義経もここから北海道に渡ったとか。名物だらけだ!(※写真は津軽海峡/関根 義彦@AdobeStock)
入道崎 (秋田県)…男鹿半島そのものが、ウルトラカッコいい風景に満ちている。男鹿半島をドライブするだけで見どころがありすぎる! そしてその西端の入道崎。断崖の端に愛車を止めて日本海に沈む太陽を眺めれば、カーマニア人生に悔いなし!(和宏 木村@AdobeStock)
石廊崎 (静岡県)…首都圏で最も最果て感を味わえる岬がここ。ワイルド感では犬吠埼(千葉県)のはるか上を行く。伊豆半島には高速道路がないので、一般道をひた走る必要があるのもいい。景色がワイルドな西伊豆側からのアプローチがお薦めだ(Kumi@AdobeStock)
室戸岬 (高知県)…室戸岬と言えば台風銀座。荒れ狂う海と空のイメージだが、期待を裏切らない荒々しい岬である。室戸岬灯台があり、空海が悟りを得た洞窟があり、四国八十八か所の最御崎寺がある。海際の遊歩道を歩けば誰でも悟りが開けそうだ(mitumal@AdobeStock)
足摺岬 (高知県)…四国の最南端。太平洋にドーンと突き出た半島の先端にある。「足摺」という語感からして最果て感がすさまじい。交通の便が悪く、高知市や松山市からもクルマで3時間はかかるところがいい。まさに亜熱帯のロマンである(Masayoshi Hirose@AdobeStock)
佐多岬 (鹿児島県)…九州最南端にして本土の最南端。左は太平洋、右は東シナ海。これ以上進むには船に乗るしかない。突端らしい荒々しい景色ながら、南国らしい温かみに満ちた大パノラマが楽しめる。海の向こうには種子島や屋久島が望める(arunco@AdobeStock)