休日ともなれば数多くのクルマが並ぶ大型スーパーやショッピングモールなどの駐車場。駐車しているクルマのほとんどが「後ろ向き駐車」となっている。これは暗黙の了解だが……
狭い敷地にできるだけ多くのクルマを停められるように作られている日本の駐車場はまさにすし詰め状態! 入庫や出庫のしやすさを考えると、やはり「後ろ向き駐車」のほうが便利だ
運転免許を取ったばかりの初心者ドライバーのなかには「後ろ向き駐車」が苦手という人も多いかと思うが、近年はバックモニターやパーキングセンサーといった「後ろ向き駐車」をサポートする機能も充実してきている
駐車するスペースやそこへアプローチするための車路が十分に確保されていることもあってか、屋外と比べて狭い屋内駐車であってもアメリカでは「前向き駐車」が一般的
都心部ともなれば日本と同じように狭い駐車場が多いヨーロッパ諸国ではあるものの、なぜかアメリカ同様「前向き駐車」をするクルマが多い
ヨーロッパ各国でよく見られる路肩の縦列駐車。前後の車両との間隔がほとんどなく、日本人にはない「バンパー同士が擦るのは当たり前」という感覚が「前向き駐車」が主流となっている原因!?
スポーツカーなど車高が低いクルマで「前向き駐車」をすると、車止めのブロックにバンパーの下側を擦ってしまう危険も。オーバーハングの長い車種では特に注意が必要だ
駐車するスペースを検知して自動でクルマを停めることができる最新のパーキングアシスト機能。「前向き駐車」に対応しているものもあるが、国内事情を反映してかやはり「後ろ向き駐車」が一般的だ(画像はトヨタ アルファードの「アドバンスト パーク (リモート機能付)」)