クルマから出てもいい液体は、無色透明かつ粘り気のない「水」のみ。水が出る可能性のある場所は、助手席の下あたり、もしくはマフラー排気口と限られる(PHOTO:Adobe Stock_ Katy-Mits)
色がついた液体で、エンジンルームの前側やフロントグリル付近から漏れている場合は、クーラント液である可能性が高い。すぐにエンジンルームを開けてリザーバータンクの残量が下限を下回っていないかを確認しよう。クーラント液には有毒物質も含まれているため、屋内ガレージでは念のため換気を(PHOTO:写真AC_シュンgvs)
クーラント液は、他のオイルと見間違えないよう、レッドやグリーン、ブルーなど、分かり易いカラーで着色されている(PHOTO:Adobe Stock_Nischaporn)
エンジン真下から、黒や茶色の液体が漏れていたら、エンジンオイルである可能性がある。すぐにロードサービスに連絡を!!(PHOTO:Adobe Stock_ Nischaporn)
エンジンオイル残量を確認した際、不足していなくても、液漏れがエンジンオイルである可能性があるならば、早めにディーラーやカーショップなどの専門店でみてもらおう(PHOTO:写真AC_FineGraphics)
タイヤ付近から液体が漏れている場合は、ブレーキフルードの可能性あり。ブレーキフルードが漏れると、ブレーキペダルの踏み代が深くなったり、ブレーキが利きにくくなったりするため、カーディーラーや専門ショップに早めにみてもらおう。ブレーキフルードは、新品時はほぼ透明に近い黄色だが、劣化が進行すると、濃い黄色、茶色、黒と変色していく(PHOTO:写真AC_ぽてと2023)
クルマから一番漏れてはいけないのが、ガソリンなどの燃料だ。ガソリンは特有の強烈なニオイがするため、すぐに判別できる。燃料漏れを発見したら、絶対にクルマを動かさず、急いでクルマから離れ、至急JAFや自動車整備工場などに連絡しよう(PHOTO:写真AC_K-factory)
オイル漏れが起きるのは古めのクルマのことに感じるかもしれないが、比較的年式が新しいクルマであっても、何かの拍子で、オイル漏れを起こすことはある。不穏な液漏れを発見した場合には、ただちにディーラーや整備工場、JAFなどに連絡を(PHOTO:写真AC_acworks)