国産初のミッドシップスポーツカー、初代MR2。ボディサイズは全長3,925mm×全幅1,665mm×全高1,250mm
1.5L直4SOHCの3A-LU型(最高出力83ps/5,600rpm・最大トルク12kgm/3,600rpm)のAW10型/1.6L直4DOHCの4A-GELU型(最高出力130ps/6,600rpm・最大トルク15.2kgm/5,200rpm)のAW11型のラインナップ
AW11型ではAE86でも使用された4A-GELUエンジンを搭載。静かながらも豪快に回るエンジンを背中から感じられるのは最高以外何者でもない。
1986年にはマイナーチェンジし、車両重量は、最も重いグレードで1,120kgになった。
1.6L直4スーパーチャージャー仕様の4A-GZE型エンジン(最高出力145ps/6,400rpm・最大トルク19kgm/4,400rpm)搭載車が追加された。
1989年10月、モデルチェンジをし2代目MR2(SW20 1型)が誕生した。直列4気筒の2000ccにターボチャージャーを追加した3S-GTE型と、その自然吸気仕様となるスポーツツインカムの3S-GE型を搭載する。
しかし、スポーツ走行において様々な問題点があり、特にリアが唐突に滑りスピンしやすいという挙動の悪さはプロドライバーからも危険視されていた。
1991年12月にマイナーチェンジ。2型が誕生した。1型で問題視されていた足回りの改善が主な目的であった。
フロントサスペンションのストローク量増加とスタビライザーの大型化、ストラットタワーバーの追加徹底した足回りの改善により1型の不評を払拭することに成功した。
1993年11月、二度目のマイナーチェンジで3型が誕生した。メジャーリングプレート式)からDジェトロ方式へ変更。燃料ポンプの大型化等エンジン中心に改良した。
1996年6月、一部改良し、4型が誕生。スポーツABSの構造(4輪を個々に制御する4チャンネル式へ変更)やトラクションコントロールシステムを変更。
1997年12月、ラストの改良。5型の誕生である。スポーツABSを再度構造変更(軽量化のため、4チャンネル式から3チャンネル式へ)、軽量ホイールに変更。NAエンジン搭載のG系は、3S-GEの最終進化型である「BEAMS」仕様の3S-GE(通称赤ヘッド)へと進化。
新たに吸気側にVVT-iを採用、吸気側はDジェトロ方式からLジェトロ方式へ変更、サージタンクの形状見直し、排気側はエキゾーストマニホールドの形状最適化、ダイレクトイグニッションの採用により最高出力200PSを発生する