ホンダブースにひっそりと置かれていたホンダプロローグは、GM(ゼネラルモーターズ)と共同開発した北米市場専用モデルのBEVのSUVで、ホンダの北米市場におけるEV量販モデルラインアップの第一弾となる。どんなモデルなのか解説していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、ホンダ
■ホンダが北米市場で初めて販売するBEVのSUV
プロローグのプラットフォームやパワートレーンはGM、デザインはホンダが担当。LAにあるホンダデザインスタジオが中心となり「ネオ・ラギッド(無骨なゴツゴツした)」をデザインテーマに掲げ、次世代VR(バーチャルリアリティ)とAR(拡張現実)技術を導入して設計されたという。
ボディサイズは全長4877×全幅1990×全高1645mm、ホイールベースは3094mm。サイズ的にはヴェゼルとCR-Vの上に位置するミッドサイズSUVとなる。
実際に見た印象だが、特筆すべきデザインではないが、派手な形のヘッドライトやメッキ加飾のグリルなどでオラオラ顔に見慣れているので、このプレーンかつシンプルなのデザインはむしろ好感が持てる。
バッテリーは、GM製のパウチ型セルをバッテリーパック内で垂直にも水平にも積み重ねることができるアルティウムを採用。
駆動バッテリーの容量は85kWhで1充電あたりの航続距離はEPA(米国環境保護庁)で300マイル以上(約482㎞以上)を誇る。DC急速充電では高出力充電に対応し、約10分で航続距離約104kmの充電が可能。
シングルモーター仕様(FWD)とデュアルモーター仕様(4WD)の2つのパワートレーンを用意し、デュアルモーター仕様は約288hp、約46kgmを発生し、パワフルさとドライビングプレジャーが味わえるSUVとなっている。
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