淡白だった日本のナンバープレートが、希望ナンバーに図柄入りナンバーの登場などで、年々オシャレになってきている。ジャパンモビリティショーの全国自動車標板協議会ブースでは、意外と知らないナンバープレートの歴史から、今のナンバープレートのトレンドまで、様々なことを知ることができるぞ!!
文、写真/佐々木 亘
■ナンバープレートに求められることって色々ある
日ごろ何気なく目にし、愛車に当たり前に付いているのがナンバープレート。風雨にさらされ、日光に照らされて、時にはぶつかって曲がり損傷することもある。
結構ハードに使われるナンバープレートだからこそ、守られなければならない品質があるのだ。ただの金属の板でしょ?と思ったら、大間違いだ。
日本のナンバープレートは4つの優れた性能で、日々活躍を続ける。
まずは耐屈曲性。ナンバープレートを折り曲げても塗装が剝がれないか検査される。そして、耐衝撃性にも優れるのが日本のナンバープレート。ナンバープレートに金属球を落とし、塗装が剥がれないか検査される。
さらにナンバープレートにカッターで切り傷を付け、塗装が剥がれないかを確認する密着性。最後にそもそも傷がつきにくいものを作り出す、硬度の確認もある。
クルマの名札でもあるナンバープレートは、識別できなくなってしまうと、全く意味をなさなくなるから、塗装には強さと硬さを重視し、その品質にはかなりこだわっているという。
実際、10年程度では、ナンバープレートに塗装の剥がれなどは見られない。結構いい塗装を施しているのだと、感心してしまった。
■絶対見ておかないとダメ!超レアナンバープレートが勢ぞろい
全国自動車標板協議会のブースでは、ナンバープレートの歴史を知ることができる。
おじいちゃん世代には懐かしい、使用の本拠が一文字のナンバープレートや、分類番号が一桁のナンバープレート。
さらに時代を遡ると、今では当たり前にあるハイフンが無く、数字が4桁並んでいるだけのナンバーがある。ナンバープレートにも歩んできた長い歴史があるのだ。
さらに日ごろはあまりお目にかかれない、ディーラーナンバーや外交官ナンバー、海外のナンバープレートも見ることができた。少しの間、異国情緒を味わえるだろう。
そして、絶対見てほしいのが皇室の御料車につけられる、皇室様式ナンバープレートだ。プレートというよりも、オリンピックのメダルに近い気もする。
超レアナンバープレートが展示してあるので、これは直接足を運んで、この目で拝んでおきたい。
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