エクステリアの画像だけが公開されていた長安マツダのSUV「EZ-60」が上海ショーで姿を現した。注目は当然ナイショだったインテリア。見て驚いた。センターディスプレイがデカいのだ。サイズはなんと26.45インチ! もう家のテレビなみじゃん!
文:ベストカーWeb編集部/写真:マツダ
デジタルアウターミラーのモニターをドアトリムに統合
アナウンス通り、長安マツダが上海ショーで「EZ-60」を公開した。昨年登場した「EZ-6」と同じプラットフォームEPA1を使う後輪駆動ベースの電動SUVで、BEVとプラグインハイブリッドという2つのパワーユニットをラインナップする。
ボディサイズは全長4850mm×全幅1935mm×全高1620mm。EZ-6ゆずりの大柄なボディは、ほぼレクサスRXと同サイズだ。
意欲的な空力ボディも従前の説明通り。なかでもボンネット前端をフィン状に浮かせ、フロントグリルから入れた空気をボンネットへと流す処理はレーシングカー的で話題を呼びそう。この他Dピラーにも空気取り入れ口があり、車両後方の空気の乱流抑制に役立てているようだ。
とはいえ、上海ショー最大の見どころは、これまで公開されてこなかったインテリアだろう。「EZ-6と同じじゃないの?」と高をくくっていたがいい意味で裏切られた。物理スイッチを極力排したしつらえこそ同じだが、デジタルアウターミラーのモニターをドアトリムに完全に統合し、未来感が高まっている。
センターディスプレイの横幅なんと67cm!
しかしそれ以上に驚くのが、巨大なセンターディスプレイだ。助手席側にドーンと伸びる超横長で、サイズはなんと26.45インチ(約67cm)! リリースには「一体薄型」という書いてあるから、13インチパネルを2枚並べたものではないらしい。解像度も5Kとスゴイ。もはや家のテレビ並みだ。
折しも、同じ上海ショーでデビューしたレクサスESにも、横長ディスプレイが搭載されていた。中国車のモニターはもはや並のサイズじゃ驚かれないから、こうなったのかもしれない。
この他にもEZ-60のインテリアには、23個のスピーカー+立体音響という最新のオーディオを搭載、前席ヘッドレストにはスピーカーが内蔵されるから、運転席と助手席で別々の音楽を聴くこともできるらしい。
あーますます欲しくなったEZ-60。なんとか日本導入を検討してほしい!
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