VIP御用達カー。今から15年くらい前はセダン一択だったが、現在はSUVやミニバンがその役割を担いがち。日本車においてもミニバンのレクサスLMの導入が記憶に新しいが、メルセデスベンツ Vクラスの新型はショーファードリブンへとキャラ変が濃厚になってきた!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:メルセデス・ベンツ
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Vクラスは、ドイツプレミアムブランドのひとつであるメルセデスベンツが手がける唯一のワンボックスミニバン。現行型は7名乗車が可能となっているためファミリー層からも支持を得ているほか、欧州では救急車としても活躍している。
また、本国ではEV版のEQVが展開されている。とはいえ、2014年に3代目に生まれ変わった現行モデルはマイナーチェンジを繰り返しフェイスリフトも行われているが、かなりのご長寿モデルとなっている次第だ。
だが、ついにフルモデルチェンジのタイミングが巡ってきた模様。4月23日から開催されている上海モーターショー2025の会場で、新型Vクラスを示唆したコンセプトカーのビジョンVが姿を現した。
ビジョンVは2026年から導入を予定している電動バンプラットフォームのVAN.EAをベースに開発。コンセプトはズバリ、プライベートラウンジだ。
これまでのVクラスのターゲットだったファミリー層だけではなく、VIPの送迎や高級リムジンとしての役割も担うべく、贅沢な移動空間を実現させている。
至れり尽くせりのリアシートは最高のひと言
まずは右側の大きな自動開閉式ポータルドアと、照明付きの格納式ランニングボードがお出迎え。リアラウンジへの乗り降りが容易になり、これだけでVIPになった気分を味わえる。
インテリジェントな調光ガラスパーティションをセットすることで、「プライベートラウンジ」と運転席エリアを必要に応じて区切っているのも見逃せないポイントだ。
リアラウンジには、サングラスやハンドバッグをはじめとする収納スペースがサイドウォール全体に備わっているほか、シートに備えつけられているテーブルではチェスで遊ぶことができるなど、エンタメも充実している。
その中でも注目は、下から出現する65インチのシネマスクリーン。4K解像度の映像と42個のスピーカーが素晴らしいサウンドを奏でる。さらに、天井と床に設置された7つのプロジェクターが視野を拡大。スクリーンとして機能し、もう臨場感はマックスだ。
贅沢だけどアソビゴコロも備わっている、ラグジュアリームーバー。ド派手すぎる演出にもグッときてしまう。次世代のVIPたちは、ビジョンVで移動を楽しむ日が訪れることだろう。
どうか、1日でいいから体験させてほしい。運転手ではなく、リアシートに腰かける側として。
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