7月10日、欧州マツダが大人気クロスオーバーSUV「CX-5」のフルモデルチェンジ詳細を発表した！ いよいよ3代目へと刷新される新型CX-5は、2025年末に欧州での発売が予定されている。マツダが誇る魂動（こどう）デザインや、人馬一体の走りはどこまで進化したのか？ 注目ポイントをじっくり見ていこう。
文：ベストカーWeb編集部／写真：マツダ
新型CX-5の開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」
累計450万台以上を売り上げてきたCX-5は、まさにマツダのグローバル主力モデルだ。そのCX-5が3代目でさらに“愛される存在”を目指し、大幅に進化したという。
開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」。おなじみのデザインテーマ「魂動-SOUL of MOTION」をさらに磨き上げ、見て、触れて、乗って感動できるCX-5に仕立ててきた。
進化した走りと環境性能で日常をもっと特別に
パワートレーンは、2.5L直噴ガソリン（e-SKYACTIV G 2.5）にマイルドハイブリッド「Mハイブリッド」を組み合わせ、燃費性能と滑らかな走りをしっかり両立している。
さらに注目したいのが、2027年投入予定の「SKYACTIV-Z」。理想の燃焼を目指す新エンジンに、マツダ独自の新ストロングハイブリッドシステムを組み合わせる予定で、環境技術面でもマツダらしさが止まらない。
サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リアにマルチリンク式を採用。ドライバーの意のままに操れる「人馬一体」の走りを、さらに磨き上げてきた点も要注目だ。
ヒューマン・マシン・インターフェイス＆安全装備もアップデート
新型CX-5は、最新のヒューマン・マシン・インターフェイス（HMI）を搭載し、通信機能や各種アプリケーションも強化されている。加えて進化した先進運転支援システム（ADAS）が、ドライバーの安心・安全をしっかりサポートしてくれる。
内装ビジュアルを見ても、上質感と開放感を両立したキャビンの広さは一目瞭然。「ANYONE, ANYWHERE, ANYTIME」というコンセプト動画もYouTubeで公開されていて、マツダが大切にする“ひと中心”の思想が各所に息づいている。
日本導入はいつ頃になる？
欧州での販売開始は2025年末、その他の市場では2026年中の発売が予定されている。現時点では日本仕様の詳細は明かされていないが、これまで同様グローバルモデルとして、早い段階での国内導入に期待したいところだ。
クロスオーバーSUV市場は各社の新型投入が相次ぐ大激戦区。これまでCX-5が築いてきた「走り」「環境性能」「デザイン」のバランスのよさに、最新技術と上質感が加わるということで、ガチンコライバルとの戦いにも注目が集まる。
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