【キザシ超え新型eビターラ内装解説】 ベンツ並みの機能がヤバい!! 高級感すごいけど“らしさ”満点の仕上がり

【キザシ超え新型eビターラ内装解説】 ベンツ並みの機能がヤバい!! 高級感すごいけど“らしさ”満点の仕上がり

 スズキ初の市販EVの新型eビターラは実車を見ると写真以上に超絶カッコいい!! なんてったってサイズがスズキらしいコンパクトに収まっているのがお見事なのだ。しかも内装ときたらキザシを超えましたっ!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ、ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】うわ、ベンツじゃん!! 光るゾ内装!! キザシ超えの高級感ハンパないeビターラの内装を隅々どうぞ(6枚)画像ギャラリー

メーターの方がデカい!? 謎仕様のワケがスズキらしすぎた 

画面右の運転席側のモニターがわずかに大きくなっている。運転者の視点を徹底的に考えたデザインだ
画面右の運転席側のモニターがわずかに大きくなっている。運転者の視点を徹底的に考えたデザインだ

 スズキ 新型eビターラは大変失礼ながらパッと見は高級車!!といった仕上がり。2枚のモニターがドーン!!と設置されているのだが、センターモニターは10.1インチ、メーターは10.25インチと少し差があるのだ。

 センターモニターは縦横比16:9を遵守すべく、視認性を確保すべくこのサイズに。当初はメーターと同じサイズとする予定であったが、10.25インチの場合、縦サイズが7インチモニターと一緒となることから、運転席からより見やすいサイズとするために差別化を計ったのだ。このきめ細やかな気遣いがまさにスズキらしい!!

物理ボタンしっかり生き残った!! さすが我らがスズキ

どれだけ技術が進歩しても直感的に操作するならやっぱり物理スイッチ!
どれだけ技術が進歩しても直感的に操作するならやっぱり物理スイッチ!

 シフトはbz4xやソルテラと同じダイヤル式を採用。慣れてしまえば問題ないのものの、筆者個人としては初見ではすぐ発進というのが少々難しい気も。

 とはいえお見事な部分はまだあり、物理スイッチを積極的に残している点。未来感満載の内装ゆえ、極力減らしてはいるものの、エアコン操作とオーディオのボリュームダイヤルはしっかりと残っているのだ。

 しかもブラインド操作も楽々できる仕様で、温度は指で上下に動かせばOKだし、ほかも直感的に操作が可能なのだ。当たり前の話に聞こえるかもしれないが、他社のクルマを見ると一方向にしか操作できないタイプが多数存在しており、直感的に操作できるクルマって以外と少ないのだった。

ベンツじゃん!! 憧れのアンビエントライトで今後スズキ攻めてくるゾ

シフト下の空洞部分。夜でも手元がわかりやすくなるだけでなく、内装のデティールが見えるようになるのもうれしい
シフト下の空洞部分。夜でも手元がわかりやすくなるだけでなく、内装のデティールが見えるようになるのもうれしい

 個人的にもっとも「我らがスズキが、マジで!?!?」となったのはベンツやBMWなどが積極的に採用しているアンビエントライトが採用されたこと。シフト下の空洞部分と左右のインナードアハンドル付近が光る仕様となっており「あまり目立たないのでは!?」と思いきや夜にはeビターラの内装の造形が浮かび上がるイメージとなっており、これまたお見事!!

 ちなみにすでにインド市場に投入中のグランドビターラから採用しており、今後は他のクルマにも積極採用していくとのことで、スペーシアカスタムなどに期待したい!!!

 それに電気自動車の静粛性を生かして、プレミアムサラウンドシステムも上級グレードに設定。インフィニティというブランドでラゲッジにはサブウーファーまで備わるのだ。もはや高級車といったデキなのだった。

 スズキが産んだ高級サルーン「キザシ」以来、久々の高級内装となった新型eビターラ。素直に素晴らしい内装でした!! これは実車を見るべき!!!

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