2022年夏のデビューからちょうど3年となるトヨタ シエンタ。いまだ販売ランキング上位の常連だが、2024年春の改良に続いて、2025年もしっかり魅力を高める改良を行ってきた。しかも今回はMODELISTAと組んだ2人乗りコンプリートカーまで登場! おいおい、スキがなさすぎでしょ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ
【画像ギャラリー】ベストセラーは安泰!? シエンタのスキのない装備を見て!(21枚)画像ギャラリー安全・快適装備で毎日ドライブがラクになる!
新しくなったシエンタ、ぱっと見たところ、エクステリアの変更はないように見えるが(これも自信の表れか)、毎日の運転にジワッと効くような改良を行っている。
まず嬉しいのは、電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド機能が全車標準化されたこと。しかも、ブレーキホールドは一度オンにすれば次回始動時もそのまま! 信号待ちで足を離せるあの快適さは、運転のストレス軽減にも役立つはず。
さらに、全車速追従型のレーダークルーズコントロールに停止保持機能が追加された。先行車が止まれば自車もピタッと停止、再発進もスムーズ。加えてドライバー異常時対応システムや、車線内走行をアシストするPDA(プロアクティブドライビングアシスト)に「車線内走行時の常時操舵支援機能」も追加するなど、日々の安心を高める進化を実現している。
なにげに装備面も太っ腹だ。Xグレードを除く全グレードにETC2.0と前後方対応ドライブレコーダーを標準搭載。さらに全グレードにオートエアコンを装備し、快適性が一段とアップ。買ったその日から装備充実の状態で走り出せるのは嬉しい限りだ。
新顔“JUNO”はクルマ×部屋のハイブリッド
そして今回の目玉が、Zグレード(ハイブリッド)をベースにMODELLISTAと共同開発された“JUNO”。その名前は「順応」に由来し、どんなライフスタイルにもフィットすることを意味する。
最大の特徴は、後席&ラゲッジを大胆に架装して生まれた“持ち運べる部屋”。5種類の家具モジュール(ベース、ベースラージ、クッション、サイドテーブル、ワークテーブル)を自由に組み合わせれば、キャンプ仕様にもワーケーション仕様にも早変わり。
モジュールは4種類のパッケージ(チル、リフレッシュ、フォーカス、コンフォート)のほか単品購入も可能で、自分だけの空間をクルマの中に作れるのだ。
ただし“JUNO”は後席を取って2人乗り仕様になるため、4ナンバー(小型貨物)となる点は注意したい。架装はメーカー工場で行い、持ち込み登録となる。荷室は駐車時のみ使用可能で、走行中の乗車は禁止、車検は新車登録後は2年、その後は1年ごととなる。
新型シエンタの価格は207万7900~332万2000円、JUNOは365万4200~385万2200円。発売3年を迎えても勢いが衰えないシエンタだが、その魅力をさらに広げた今回の改良と“JUNO”の登場は、日常も遊びも全力で楽しみたい人にとって最高のニュースだ。























コメント
コメントの使い方4ナンバーか。積載重量とカーゴルームの内寸次第ではベース車両として人気は出そう。空っぽのがあれば尚良いのだが。