2017年4月12日、北米ニューヨーク国際自動車ショーにて、スバルは新型3列シートSUV「ASCENT(アセント)」を2018年に発売すると発表した。
同時に、同車の市販車をイメージするコンセプトモデル「SUBARU ASCENT SUV CONCEPT」を披露。
当面は北米専用車となるが、さて気になるのはこれ、日本導入なるやならざるや?
文:編集部/写真:SUBARU
3列シートのSUV、発売は2018年
この2017年4月よりスバルは「富士重工」から「SUBARU」へとグローバル社名を変更。
それにともない、社名変更以降最初の北米市場での大きなイベントとなるニューヨークショーにて、同社ブースの目玉となる車種が発表・出展された。
それがこの「ASCENT(アセント)」だ。
昨年発表した共通プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」や共通デザインフィロソフィー「DYNAMIC×SOLID」が採用されており、新時代のスバルを牽引するモデルとして位置づけられている。
発表資料によれば、パワートレインは新開発の水平対向直噴ターボエンジンを搭載。
7人乗りの3列シートで、ボディサイズは全長5050×全幅1990×全高1840㎜というスペックも公表された(そのほか、7人乗り、ホイールベース2970㎜、タイヤサイズ275/50R21とも発表)。
全長は5mオーバー!?
デカい。
そう、デカいのだ。スバルの新型3列シートSUVと聞いて「おお、エクシーガクロスオーバー7の後継車か?」と考えた方も多いと思うが(担当者もそう思った)、現行エクシーガクロスオーバー7は全長4780×全幅1800×全高1670㎜。
全長5mを超える「ASCENT(アセント)」は二回り以上大きいクラスで、ライバルはトヨタのランクル(全長4950×1980×1880㎜)やハマー2(全長5170×全幅2060×2020㎜)となる。
さすがにこのキングサイズをいきなり日本へ導入する、とは考えにくい。
むしろ、日本市場における新生スバルの象徴となるのは(2017年4月に発表となった)「新型XV」であり、そのいっぽうで北米市場における象徴はこの「ASCENT(アセント)」とする、というような位置づけのようだ。
日本市場におけるキングサイズSUVは長くランクルのひとり勝ちが続くが、ここらで根強いファンを持つスバルがこのモデルを「刺客」として送り込んでほしいな、とも思う。
せめて今年の東京モーターショーで実物が見たい。スバルさん、ぜひご検討を。
※「Ascent」は英語で「登ること、登り坂、上昇、昇進、向上、上り勾配」という意味。対義語は「Descent(デサント)」
想定価格帯(6万ドルオーバーと予想)を考えると、このコンセプトモデルと同じように、市販型もラグジュアリー方向に振ったインテリアとなりそう
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