スマホをかざすだけで解錠&始動!! BYDラッコのデジタルキーは本物の「鍵いらず」か!?

スマホをかざすだけで解錠&始動!! BYDラッコのデジタルキーは本物の「鍵いらず」か!?

 2026年7月28日に発売されたBYDの軽EV「ラッコ」には、スマートフォンを車両のキーとして使える機能が用意された。ドアミラーにスマホをかざして解錠し、アプリから車両を起動することも可能。買い物にもスマホだけで出かける時代、本当にクルマの鍵まで持ち歩かなくて済むのか?

文/写真:ベストカーWeb編集部

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NFCとブルートゥース、2種類のデジタルキーを搭載

水面に映る光をイメージした上下で表情の異なる先進的なリアコンビネーションランプ
水面に映る光をイメージした上下で表情の異なる先進的なリアコンビネーションランプ

 ラッコの300プラスと300プレミアムには、「スマホデジタルNFCキー」と「ブルートゥースデジタルキー」が装備される。

 NFCキーの使い方は実にわかりやすい。対応するスマートフォンをドアミラーにかざせば、ドアを解錠・施錠できる。交通系ICカードを改札機にタッチするような感覚で、バッグからスマートキーを探す必要なし。物理キーを持たず、いつも手にしているスマホをそのまま鍵にできるわけだ。

 一方のブルートゥースデジタルキーは、BYDアプリを入れたスマートフォンと車両をブルートゥースで直接接続する仕組み。アプリには解錠、施錠、車両起動のボタンが表示され、初回の有効化を済ませれば、インターネットにつながらない場所でも操作できる。地下駐車場など電波が弱い場所でも使えるのはうれしいポイントだ。

 つまりラッコは、NFCでスマートにドアを開け、ブルートゥースキーで車両を起動できる。2つのデジタルキーを組み合わせることで、スマホだけでも走り出せる「鍵いらず」を実現した。

スマホの電池切れに備え、物理キーも持つのが安心

長いドアパネルをシンプルな面で構成し地平線をイメージした水平基調のキャラクターライン
長いドアパネルをシンプルな面で構成し地平線をイメージした水平基調のキャラクターライン

 ただし、完全に物理キーを卒業できるかといえば、少々注意も必要だ。デジタルキーを使えるのは239万8000円の300プラスと249万7000円の300プレミアムのみ。214万5000円の200には装備されない。

 また、NFCキーに対応するのは一部のスマートフォンに限られ、機種によって互換性や使える機能が異なる。ブルートゥースキーも、スマートフォン側でブルートゥースや位置情報、アプリのバックグラウンド動作を有効にするなど、事前設定が必要だ。

 そして最大の弱点はスマホの電池切れ。充電が切れたり、端末が故障したりすれば、便利なデジタルキーも使えない。ラッコにはスマートキーが2個付属するため、長距離ドライブや旅行では予備として物理キーを携帯したほうが安心だろう。

 日常の近距離移動なら、ラッコは確かに「スマホだけで乗れる軽EV」だ。ただし、鍵が消えたのではなく、鍵がスマホの中へ引っ越したと考えるのが正解。便利さは本物だが、スマホの充電だけはお忘れなく!

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