ハンズフリー通話を始めた途端、電話の声が車内全体へ丸聞こえ。これはちょっと気まずい! 新型日産エルグランドのボーズプレミアムサウンドシステムは、音を席ごとに振り分ける「通話音ゾーンコントロール」を搭載した。後席から通話音を消すような芸当は、どうやって実現するのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】カップホルダーの仕上がりすご!! 新型エルグランド本気っす(5枚)画像ギャラリー電話の相手の声を運転席付近へ集中!
一般的なカーオーディオでハンズフリー通話を使うと、電話相手の声が前後のスピーカーから流れ、乗員全員に聞こえてしまう。後席で子どもが眠っているときや、映像を楽しんでいる最中には、通話が邪魔になりかねない。
そこで新型エルグランドのボーズプレミアムサウンドシステムが備えるのが、運転席通話モードだ。22個のスピーカーと通話音ゾーンコントロールを利用し、電話相手の音声を運転席周辺へ集中させる。
ポイントは、運転席と助手席のヘッドレストにもスピーカーを組み込んだこと。耳に近い位置から必要な音を届けられるため、車内全体の音量を上げなくても、ドライバーは通話内容を聞き取りやすい。後席へ届く通話音を抑えながら、運転席には明瞭に届けるという、まさに「音を分ける」機能だ。
同じ仕組みを生かした前席音楽再生モードも用意する。後席で子どもが眠っている一方、前席では小さな音で音楽を楽しむといった使い方が可能。家族全員に同じ音を聞かせるだけだった従来のカーオーディオから、使い方が大きく広がった。
ドライバーの肉声まで消えるわけではない!
ただし、通話内容を完全に秘密にできるわけではない。後席へ聞こえにくくなるのは、主にスピーカーから再生される電話相手の声。ドライバー本人が話す肉声まで消音する機能ではないため、大声で話せば後席にも当然聞こえる。
つまり「車内にいながら完全な個室通話ができる」というより、電話相手の声を後席へむやみに響かせず、通話による音の邪魔を減らす装備と考えるのが正しい。それでも後席の乗員が音楽や映像を楽しみ、運転席では電話に対応できるメリットは大きい。
このボーズプレミアムサウンドシステムは、XとGではメーカーオプション。Xは高遮音ガラスとのセット、Gでは高遮音ガラスやプロパイロット2.0などを含むセットで選択する。VIPには特別装備される。
22スピーカーによる立体音響だけでなく、必要な席へ必要な音を届ける新型エルグランド。派手な大音量よりも、家族それぞれの時間を邪魔しないことが、本当の高級オーディオなのかもしれない。
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