人気国産SUVの新型マツダ CX-5とスバル フォレスター。価格もサイズも近い両車だが、狙いは意外なほど違う。都会で映える上質感のCX-5か、雪道や未舗装路に強いフォレスターか。約430万円のグレード同士で、その実力を比べてみた!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】上質さのCX-5か走りのフォレスターか!? 両者の内外装や走行ショットを写真でじっくり比較!(19枚)画像ギャラリーほぼ同価格でも室内の豪華さはCX-5が一歩リード!
新型CX-5のボディサイズは全長4690×全幅1860×全高1695mm。対するフォレスターは4655×1830×1730mmだ。CX-5のほうが35mm長く30mm幅広い一方、フォレスターは35mm背が高い。
低くワイドなCX-5は伸びやかでスポーティ。フォレスターは四角いボディと大きな窓によって、SUVらしい力強さと良好な視界を重視する。見た目からして、都会派とアウトドア派の違いがハッキリ出ている。
比較すると面白いのが価格だ。CX-5の最上級「L」4WDは430万6500円。フォレスターの「SPORT EX Black Selection」は430万1000円で、その差はわずか5500円となる。
同価格帯なら、室内の豪華さはCX-5が優勢だ。Lには本革シート、前席シートベンチレーション、12スピーカーのBOSEサウンド、7色のアンビエントライト、15.6インチセンターディスプレイを標準装備。Googleも搭載し、見た目も機能も上級SUVらしい。
フォレスターも12.3インチフル液晶メーター、11.6インチセンターディスプレイ、前席パワーシート、前後席シートヒーター、アイサイトXなどを装備する。ただし仕立てはウルトラスエード/合成皮革が中心。華やかさより、使いやすさと機能性を優先した室内だ。
雪道や未舗装路ではフォレスターの本領発揮!
悪路性能ではフォレスターが一歩リードする。全車AWDで、最低地上高はCX-5の205mmを15mm上回る220mm。滑りやすい路面でエンジン、変速機、AWD、ブレーキを統合制御するX-MODEも備え、急な下り坂では一定の低速を保つヒルディセントコントロールが助けてくれる。
SPORT系は最高出力177PS、最大トルク300Nmの1.8Lターボを搭載。CX-5の2.5Lマイルドハイブリッドは178PS、237Nmだから、低回転からのトルクの力強さではフォレスターが上だ。オールシーズンタイヤを標準装着する点も、アウトドア派には心強い。
もっともCX-5も、4WDとブレーキ・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルを用意。最低地上高も205mmあるため、雪道やキャンプ場へ向かう程度なら十分対応できる。舗装路では突き上げを抑えた乗り心地と、人馬一体を掲げる自然なハンドリングが光る。
結論は明快だ。普段は街中や高速道路を走り、内装の上質感や静かな快適性を楽しみたいならCX-5。雪国での生活やスキー、釣り、キャンプで悪路へ踏み込むならフォレスターだ。同じ約430万円でも、選べるのは「豪華さ」か「頼もしさ」か。使い方を考えれば、答えは自然と見えてくる。
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