2026年7月のマイナーチェンジで、フィットのグレード構成が大きく変わった。従来のベーシックとホームはXとZへ改名され、リュクスとホーム ブラックスタイルは廃止。RSとクロスターもe:HEV専用となった。なぜ多彩だったラインアップを4タイプへ絞ったのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】なくなったの正直惜しい……! フィット リュクスの豪華内装がコレ!!(9枚)画像ギャラリー豪華なLUXEと黒いBLACK STYLEがラインアップから消えた
改良前のフィットには、ベーシック、ホーム、ホーム ブラックスタイル、RS、クロスター、リュクスという6タイプが用意されていた。さらにガソリンとe:HEV、FFと4WDの組み合わせがあり、選択肢はかなり多かった。
その頂点に立っていたリュクスは、本革シートやステアリングヒーター、前席シートヒーター、ワイヤレス充電器、LEDフォグライトなどを標準装備。専用のプラチナ調クロームメッキ加飾や16インチアルミホイールも備え、上質さを重視したタイプだった。
いっぽうホーム ブラックスタイルは、ホームをベースにブラッククロームのグリルや黒いエアロパーツ、ベルリナブラックの15インチアルミホイールなどを装着した特別仕様車。標準車の穏やかな雰囲気を引き締めたい人に向けた存在だった。
ただし、ホーム ブラックスタイルの黒い仕立てはRSと方向性が近く、リュクスの快適装備も上級タイプと重なる。買う側からすれば選択肢が豊富な半面、それぞれの違いが分かりにくくなっていたのも事実だ。
新しいZとRSが2タイプの役割を引き継いだ!?
2026年型では、エントリーのX、標準のZ、スポーティーなRS、アウトドア志向のクロスターという4タイプへ整理された。ホンダはリュクスとブラックスタイルの廃止理由を明言していないが、新しい装備構成を見ると、両タイプの役割をZとRSへ吸収したと考えられる。
新設されたZはRSと同じデザインの前後バンパーを採用し、室内もブラック基調に変更。本革巻3本スポークステアリング、前席シートヒーター、UV+IRカットガラスなどを標準装備し、従来のホームよりスポーティーかつ上質になった。
RSはピアノブラックの外装加飾やブラックの天井、レッドステッチ入りスエードコンビシートを採用。Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器、ワイヤレス充電器、前席&ステアリングヒーターまで標準となり、ブラックスタイルの精悍さとリュクスの快適性をまとめて受け持つ。
ただし、リュクスにあったライトブラウン内装や優雅なクローム加飾は姿を消した。今回の整理は単なる名称変更ではなく、「親しみやすく多彩なフィット」から「スポーティーで選びやすいフィット」への方向転換。個性の幅は少し狭まったが、各タイプの役割は以前よりずっと分かりやすくなった。
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