2017年7月10日、トヨタの世界戦略車であるカムリが日本初披露、発表発売となった。
ここでは新型カムリの詳細とどこよりも早い試乗インプレッションを速報ベースでお伝えしたい。
文&写真:ベストカーWeb編集部
◾️価格も判明、燃費は驚異の33.4km/L
カムリといえば、真っ先に世界市場での大成功が思い浮かぶ。
何しろアメリカ市場では15年連続乗用車販売台数トップ(2002年〜2016年)であり、100カ国以上の国と地域で販売しており、1980年の初代誕生から数えて累計販売台数は1800万台を超えている。
そんなカムリのフルモデルチェンジだ。日本市場ではミニバンやクロスオーバーSUV、コンパクトカーに販売の主役の座を奪われており、
またミドルクラスセダンというとドイツ御三家(メルセデス、BMW、アウディ)の存在感が大きいとはいえ、国産セダン市場の主役の一台と言っていい。
今回の新型カムリ、最大の特徴は独特なスタイリングだろう。
攻撃的にさえ見えるフロントグリルから低く抑えられたボンネット、Aピラーへと流れるボディラインは流麗で、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)に基づいてエンジンやボディ周りだけでなく、
ハイブリッドユニットまですべて含めてプラットフォームから完全新設計でないと出来ない作り込み。
当然こちらも新開発となる直4、2.5Lエンジン+モーターの組み合わせは驚異の33.4km/L(JC08モード燃費)を叩き出す。この数値は本企画担当編集も正直驚いた。
(なお燃費33.4km/Lは最安グレードで16インチタイヤを履く「X」のみ。販売の中心グレードで17インチタイヤを履く「G」と18インチタイヤを履く「G レザーパッケージ」の燃費は28.4km/L)
発表された価格は以下のとおり。
X 329万4000円
G 349万9200円
G レザーパッケージ 419万5800円
FFのみの設定で4WDはなし。ハイブリッド専用車となる(販売店からの要望があれば、アメリカ市場で用意されるガソリン仕様も今後ラインアップに加わる可能性がある)。
これまではカローラ店のみの扱いだったが、この新型からは全国のトヨペット店、カローラ店、ネッツ店で販売され(東京地区は東京トヨタ店でも販売)、月販目標台数は2400台。かなり強気の設定といえる。
東京にお住いの方には嬉しいニュースだが、お台場のMEGA WEBではこの新型カムリを一部試乗できる。
「ライドワン」という特設コースでわずか1.3km、直線が短いので60km/h程度しか出せないが、フィーリングを掴むことは出来るだろう。
なお、当サイトではひと足早くこのコースで新型カムリを試乗できたので、簡単ではあるがその感想をお伝えしたい。
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