パワフルさを意識したスタイリング
基本的なデザインや機能はベース車と共通。しかしながら、各部にアウディスポーツの手が加わることで、高性能モデルへと仕上げられており、ビジュアル面もしっかりと差別化される。
エクステリアでは、ブラックハニカムメッシュグリルを備えるシングルフレームグリルやRS専用の前後バンパーなどを装備。その迫力を高めるのが、前後のフェンダーは膨らみを増したブリスターフェンダーだ。
全幅もベース車の+15mmとなる1855mmまで拡大されている。ボリュームを増したリヤセクションでは、ディフィーザーを追加し、エキゾーストパイプの大径化を図ることで、見る者に力強さと高性能な走りを予感させる。
RS仕様にアップデートされるインテリア
インテリアは、RS Q3とRS Q3スポーツバックで基本的に共通だが、装飾が異なる。スポーツ走行を支えるRS用のレザーステアリングやスポーツシートを標準化。
アウディ車の特徴であるデジタルメーター「アウディバーチャルコクピットプラス」もRS仕様となり、メーターパネルの表示を専用仕様へと改めることで、スポーツ走行で大切な車両情報を直感的に読み取ることが出来る。
世界が認めた高性能5気筒エンジン搭載
パワートレインは、2.5Lの5気筒DOHCターボエンジンに、DCTタイプの「7速Sトロニック」を組み合わせる。
この5気筒エンジンは、「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」の2.0L~2.5Lカテゴリーで9年連続ベストエンジンに選出された実力派。その性能も最高出力400ps、最大トルク480Nmと逞しいスペックを叩き出す。
さらにアウディ独自のスポーツ4WDシステム「クワトロ」とRSスポーツサスペンションと組み合わせることで、優れた高速安定性と操縦安定性を実現。
その結果、0-100km/h加速が4.5秒と、スポーツカー顔負けのタイムを叩き出す。まさにオールラウンダーなSUVなのだ。
RSの魅力を高めるオプションも用意
標準状態でも高性能かつ充実した装備を誇るRS Q3だが、アップデートを目的とした様々なオプションも用意。
足元には、20インチの10スポークデザインアルミホイールが標準だが、これを21インチ仕様への変更することが可能。
さらに セラミックブレーキや RS スポーツエキゾーストシステム 、電子制御タイプのRSダンピングコントロールサスペンションなどの走りを強化するアイテムも選択できる。
またビジュアル面ではRSデザインパッケージやブラックスタイリングパッケージなどの内外装向けオプションが用意され、よりスポーティかつ豪華な仕様とすることもできる。
ボディカラーは、全8色が用意されるが、メタリックやパールも無償オプションとして選択できるのはファンにとって朗報だろう。
最新のRSモデルの最新情報だが、2020年10月に、RS4アバント、RS5クーペ、RS5スポーツバック、TT RSクーペの4車種が一部改良を受けて進化。
さらに一部モデルには、RS誕生25周年を記念する特別仕様車も設定されるなど、シリーズ全体で話題が多く、盛り上がりを見せている。
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