■ターボ+4WDハッチバックでライバルは欧州勢&タイプRか
そしてこのエンジンは次期オーリスにも搭載されることが予定されている。今回その次期型オーリスのデザインが判明したので紹介したい。
次期型オーリスは、TNGAに基づくクルマ作りが行われ、1.8Lハイブリッド、1.5L&1.8Lガソリン、1.2Lターボというラインアップで2018年中盤に登場することになるが、パワフルな直3ターボ+4WDグレードが追加されれば、強力ライバルがひしめく欧州でも存在感を発揮することは間違いない。
むろん日本でも、このC-HRに通じるテイストが与えられたフロントフェイスに強力エンジンという組み合わせは、人気を博すことになるだろう。
このハイパフォーマンスグレードの登場時期は、標準モデル登場(2018年5月頃)から約1年後、2019年が予想されるが、豊田章男社長の肝いりといわれるモデルだけに、高い完成度を与えられて登場することになるのは確実だ。
次期オーリスの標準仕様は現行モデルと同じく180万〜260万円あたりの価格帯に落ち着くと予想されるが、このハイパフォーマンスグレードは400万円近い値付けがされるはず。
それでもシビックタイプRやルノールーテシアR.S.等、450万円クラスのライバルよりは割安でしかも4WD、というあたりのポイントを突いてくるだろう。
2017年4月にGAZOOレーシングカンパニーを社内に発足させて以降、トヨタのスポーツモデル戦略は加速している。現行ヴィッツベースのGRMNモデルにも驚かされたが、子会社であるダイハツのモデルをベースにするなど、従来のトヨタの考え方に囚われない自由な発想が、顕在化してきたようにすら感じる。
そろそろ発表される新型スープラ以降も、トヨタの動きからは目が離せない。きっとクルマ好きの心をワクワクさせるような魅力的なモデルを、続々と登場させてくるはずだ。
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