日産は、2021年4月19日、同日から始まった上海モーターショー2021において、ミドルクラスSUV「エクストレイル」の新型を発表した。
新型エクストレイルについては、その兄弟車である北米日産の「ローグ」が、すでに2020年10月より発売が始まっており、新しいデザインは「タフネスさ」に溢れた、非常にカッコよい仕上がりとなっている。
新型エクストレイルは、どのようなクルマとなったのか。ローグとの違いは!? 明らかとなった情報をもとに、新型エクストレイルの全貌を確認していこう。
文/吉川賢一 写真/NISSAN
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新型エクストレイル 「ローグ」と相違は?
日産によると、歴代のエクストレイルは、2020年末までに全世界で約626万台を販売し、中国市場では2021年2月までに約138万台を販売してきたという。グローバル戦略モデルである新型エクストレイルは、中国と米国の2つの主要な自動車市場向けとして、新しいCMF-CDプラットフォームを採用しているそうだ。
エクステリアデザインは、ヘッドライトやテールランプのウィンカー部分がクリアになった程度で、予想どおり、ほぼ新型「ローグ」のままで登場した(北米はオレンジ色のポジションランプ点灯が法規で決まっていたため)。
ややアクの強いフロントフェイスは好き嫌いがわかれるかもしれないが、ボディシェイプが昔のエクストレイルのように、ボクシーに仕上がっており、なかなかカッコよい。
気になるボディサイズだが、新型ローグと同じであれば、現行型エクストレイルと比べ、なんと全長は42ミリ短く、全幅は19ミリ広く、全高は8ミリほど下がっている。モデルチェンジをするたびに、拡大を進めるクルマが多いなかで、全長をこれほど短くしたのは珍しい。そのぶん、従来型の魅力であった荷室の広さが犠牲にならなければいいが、その辺りは今後明らかになっていくだろう。
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