気になる内装は? 四駆には進化版の4×4-iを新搭載!!
インテリアも新型ローグとほぼ同じだ。新デザインのステアリングホイール(古いタイプ日産ロゴのままだが)の後ろには、大型の液晶デジタルメーターがあり、その脇には、視認性の良い大型ナビゲーションモニターも搭載している。座り心地の良さそうな前席シートも、快適な移動が望めそうだ。
また、進化した4×4-iインテリジェントオールモード四輪駆動システムは、このクラスで、最強の4WD走破性を達成するという。「極悪路であっても走破ができる」というから、今後の試乗が楽しみだ。
パワートレインはVCターボエンジン搭載!! e-POWERどうなった!?
新型エクストレイルのパワートレインは、予想に反して、1.5LのVCターボが搭載される模様だ。最大トルク300Nm、150kW(204ps)を発揮するエンジンと、新世代のインテリジェントCVTを搭載。より高いトルクに耐え、より直接的なパワーレスポンスと優れた燃費性能を提供している。
プラットフォームを共用する兄弟車である新型キャシュカイに搭載予定の、排気量1.5Lの可変圧縮比エンジン「VCターボ」を発電専用エンジンとして搭載した、新e-POWER(以下、e-POWERターボと呼ぶ)だと予想していたが、この点に関する公式発表はなかった。
とはいえ、日本仕向けはまだ分からない。新型エクストレイルのe-POWERターボの初披露は、今秋の東京モーターショーだと予想している。
ちなみに、新型キャシュカイのe-POWERターボは、最高出力140kW(187ps)、最大トルク330Nmと発表されている。新型ノートの1.2リッターe-POWERは、最大出力85kW(114ps)、最大トルク280Nmなので、およそ1.2倍はパワフルになることになる。
中国では今年下期に発売!! 日本仕様はe-POWERも
日産は2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、2030年代の早期には、主要市場に投入する新型車をすべて電動車両にする目標を掲げている。BEV(=Battery Electric Vehicle=バッテリー動力のみで駆動するEV)と、エンジン発電のe-POWERを主軸に、この先を戦っていくのだろう。
また、先日発表された「熱効率50パーセントを狙ったエンジン燃焼技術」は、その実現のためには必要となる主要技術だ。本技術を公開できる状態に至ったということは、おそらく2~3年以内には、この技術を採用したパワートレインが出てくることになるだろう。
新型エクストレイルの中国市場への投入は、2021年下期とのこと。日本仕向けの新型エクストレイルも、年内には登場するはずだ。そしてその際には、「新型エクストレイルのe-POWERターボ版が登場」すると予測している。
あと少し待つことになるが、日本版エクストレイルが、どういった姿で登場するのか、非常に待ち遠しい。
コメント
コメントの使い方