9年ぶりフルモデルチェンジのプジョー308に試乗! 国産車とタメ張る価格設定で「上級車」へとステップアップ!

■308“らしさ”をそのままに上級車へアップデート

i-Cockpit+超小径ステアリングが新世代プジョーのアイデンティティだ
i-Cockpit+超小径ステアリングが新世代プジョーのアイデンティティだ

 ハンドリングに関しては今風の腰のあるサスペンションに進化しているものの、アンジュレーションの強い路面からのタイヤへの入力に対して、ストローク初期のスムーズないなし感はこれまでの308らしさを踏襲。

 ただし、それなりの速度でコーナリングさせると明らかにロールは少ない。

 個人的にはロールはするもののプログレッシブに入力に対する反力を生み出すこれまでの308も好きだった。

 まぁ、もうそのようなサスペンションフィールは古いのかもしれない。それだけ高速安定性に振られているということだろう。

 ステアフィールは落ち着きがあってアジリティよりも安定志向の反応だ。ホイールベースの延長も影響しているように思う。

 後席の足元スペースなど、後席居住性が向上し静粛性も上がっているので、家族受けもいいはず。

 ボディ剛性の柔なフィーリングは完全に消去され、新型308ハッチバックは明らかに上級車にアップデート。

 ラグジュアリー感を身に着けながらも国産車とタメを張る価格設定。

 今年もプジョーから目が離せないぞ。

■SWとPHEVは遅れて登場

新型プジョー308のPHEVモデルは9~10月に日本導入となる。PHEVは1.6L、直4ターボ(180ps/25.5kgm)に110psのモーターを組み合わせる
新型プジョー308のPHEVモデルは9~10月に日本導入となる。PHEVは1.6L、直4ターボ(180ps/25.5kgm)に110psのモーターを組み合わせる

 新型308はステーションワゴンのSWをラインナップするが、こちらは8〜9月頃。

 ハッチバック、SWの両方に設定される308シリーズのトップグレードとなるPHEVは9〜10月の日本導入となる。

 PHEVは1.6L、直4ターボ(180ps/25.5kgm)に110psのモーターを組み合わせた注目ユニットだ!

●プジョー308アリュール主要諸元
・全長×全幅×全高:4420×1850×1475mm
・ホイールベース:2680mm
・車重:1350kg
・最小回転半径:5.3m
・エンジン:1.2L 直3DOHCターボ
・最高出力:130ps/5500rpm
・最大トルク:23.5kgm/1750rpm
・WLTCモード燃費:17.9km/L
・タイヤサイズ:225/45R17
・価格:305万3000円

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