新型BMW 3シリーズ 日本仕様正式発表!!! ディーゼルは年内追加

どのモデルが買い? ディーゼルの追加はいつ?

330i Mスポーツのリアスタイル。現行型比で-10mmの低重心化が図られ、スポーティセダンの佇まいをもつ“らしい”スタイルだ

となれば、どのモデルが買いなのか? コストパフォーマンスを重視したいユーザーにとって第一の選択肢となるのは「320i スタンダード」。もう少し予算に余裕があり、外観や足回り含めBMWらしいスポーティさを重視したいなら筆頭候補は「320i Mスポーツ」だろう。また、『よりパワフルなモデルを』というなら600万円台に突入する「330i Mスポーツ」もある。ただ、「320i スタンダード」でも先述のように安全装備を含めた必須装備はきちんと揃っている。

できる限りコストを抑えたいというユーザーには「320i SE」もあるにはあるが、自動ブレーキはオプションでも付けられないし、内外装含め装備はかなり簡素。受注生産なので納期もかなり長くなるであろうことを考えても、現実的な選択肢ではなさそう。

さて、ここまで紹介したのは初期導入されるモデルについてだが、気になるのは“今後”。

BMW 3シリーズは、従来型もディーゼルエンジンモデルなどを後から追加して徐々に日本仕様のバリエーションを増やしてきた。そこで、海外仕様にあるディーゼル車は日本に来るのか? BMWに聞くと「日本でもやはり需要があるので、そう遠くない時期に導入できると思っていただければ」とのことで日本導入は確実。年内にも導入される予定だ。

もうひとつ、海外にある仕様として、3L直列6気筒ターボエンジンを積む「340i」も気になる存在だが、こちらも今年中に日本導入される見込み。パワフルなモデルを求めるユーザーはこちらを待つという選択肢もある。

いやはや「3シリーズも随分と立派になったなぁ」と新型を見るとつくづく思わされる。走りも含めた性能や完成度は間違いなく立派になっているし、日本で買えるスポーツセダンとしては恐らく第一の有力候補となるだろう。同時に(価格や車格も)立派になってしまったなぁと感じるのも事実。

そういう声もあるからこそ、従来型では後から1.5Lターボエンジンの「318i」(469万円)を追加したのだろうし、新型でも確実に追加されるであろうワゴンの「ツーリング」系と合わせて、今後のバリエーションの拡大も楽しみに待ちたい。

■新型 BMW 320i Mスポーツ【日本仕様】

全長:4715mm(+70mm)
全幅:1825mm(+25mm)
全高:1430mm
ホイールベース:2850mm(+40mm)
車重:1560kg(-20kg)
エンジン:直列4気筒ターボ、1998cc
最高出力:184ps/5000rpm
最大トルク:30.6kgm/1350-4000rpm(+3.1kgm)
価格:583万円

※()内は従来型320i Mスポーツとの比較

スポーツシートを採用した330i Mスポーツの内装

ホイールベース拡大の恩恵でレッグスペースまわりの広さも期待できるリアシート

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