欧州で三菱コルトが9年ぶりに復活!! ルーテシア兄弟車として発表も……日本導入はどうなる? 

欧州で三菱コルトが9年ぶりに復活!! ルーテシア兄弟車として発表も……日本導入はどうなる? 

 2023年6月9日、三菱自動車は新型コルトを欧州で発表した。先代モデルの販売終了から9年の時を経て同年秋から欧州で販売が開始されるという。現行型ルノールーテシア(欧州名:クリオ)の兄弟車として復活を遂げたのだが、その詳細をお伝えしよう。

文/ベストカーWeb編集部、写真/三菱自動車、ベストカー編集部

■9年ぶりに欧州市場でコルトが復活!

正式に欧州で復活となった三菱コルト。ルノークリオ(日本名ルーテシア)兄弟車としての位置づけとなる
正式に欧州で復活となった三菱コルト。ルノークリオ(日本名ルーテシア)兄弟車としての位置づけとなる

 三菱の欧州事業統括会社であるミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイは、欧州市場向けのコルトを発表した。同年3月から欧州で販売し、好評を博しているコンパクトクロスオーバーSUV、「ASX」に続き、アライアンスパートナーのルノーからのOEM供給を受ける。

 同アライアンスによるCMF-Bプラットフォームを採用し、5ドアコンパクトハッチバックとして欧州市場に9年ぶりに再投入される。同車はトルコのルノー社ブルサ工場で生産し、同年10月より欧州で販売を開始する予定だという。

先代型コルト。2002年に登場して日本では2013年まで、欧州では2014年まで販売が継続されていた
先代型コルト。2002年に登場して日本では2013年まで、欧州では2014年まで販売が継続されていた

 そもそも、コルトは三菱が乗用車に初めて採用したペットネームだということはあまり知られていない。1962年に最初にコルトの名を冠した「コルト600」が登場。1967年のコルト1000Fで国際ラリーに初参戦して以降、三菱はモータースポーツへの挑戦を続けることになった。

 コルトシリーズはコルト800、コルトギャラン、コルトギャランGTOなどがその後に登場し、そして「Zカー」として開発された先代コルトは2002~2013年まで販売された。欧州では1978~2014年にかけて120万台以上を販売している。

 新型コルトの外観デザインは欧州の街並みに映える力強くスポーティな外観となっており、フロントには三菱車のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」の要素を取り入れた、両サイドに広がる勢いを表現したグリルを採用している。

新型コルトのフロントマスクには三菱デザインアイデンティティのダイナミックシールドの要素が取り入れられている
新型コルトのフロントマスクには三菱デザインアイデンティティのダイナミックシールドの要素が取り入れられている

 その上部にはスリムなフルLEDヘッドライト、下部にL字型のLEDデイタイムランニングランプを組み合わせることで、シャープな表情に仕上げた。リアではワイド感を強調するバンパーにより、スポーティで安定感のあるデザインとしている。

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