ランドクルーザー250がワールドプレミアされた。「ランクル250」はランクル300と同じGA-Fプラットフォームを採用する、まさにランクルのど真ん中、原点回帰の本格派へと進化した!
※本稿は2023年8月のものです
文/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部、撮影/茂呂幸正
初出:『ベストカー』2023年9月26日号
■ランクルの「ど真ん中」に立つ!!
2023年8月2日、ランドクルーザー250がワールドプレミアとなった。「原点回帰」、「THEランドクルーザー」。まさにランドクルーザーシリーズのど真ん中、中核モデルとして「ランクル250」は誕生した。
ランドクルーザーは1951年8月1日に誕生したBJ型に原点がある。
「どこへでも行き、生きて帰ってこれるクルマ」。これが初代以来70余年にわたり世界中のユーザーと道に鍛え上げられてきたランドクルーザーの神髄だ。
特にヘビーデューティ系として高い耐久性と走破性能を備えた70シリーズ、一方でフラッグシップとして最新技術を投入して進化を続けるステーションワゴンシリーズ(300系)に加え、1990年以来プラドのサブネームが与えられていたライトデューティシリーズと、ランクルファミリーはユーザーの目的と走る場所に合わせたシリーズ展開を確立してきた。
今回登場した「ランクル250」は、敢えて言えばライトデューティシリーズ「プラド」のモデルチェンジとなる。
だが、森津圭太チーフエンジニアが何度も繰り返し口にする「原点回帰」、「THEランドクルーザー」が示すように、300シリーズと同じGA-Fプラットフォームを採用し、2850mmのホイールベースとした、より質実剛健でタフなランクルの本質を追求した新シリーズと言えるモデルなのだ。
■丸目と角目のヘッドライトは購入後も交換可能!!
全長4925mm、全幅1980mm、全高1870mmの車体サイズは従来の150系プラドに対し全長が100mm、全幅が95mm、全高が20mmそれぞれ大きくなるとともに、300シリーズにも似たシャープでエッジの効いたスクエアな車体を採用。
タフで質実剛健なランドクルーザーらしい機能性を感じさせるエクステリアが印象的だ。
フロントマスクは40系を思わせる丸型ヘッドライトを採用したモデルと300シリーズのようなシャープな角型ケースのヘッドライトモデルが姿を見せたが、実はこのヘッドライト部は互換性があり、購入後にも交換可能な構造となっているのであった。
300シリーズで鍛え上げられたGA-Fプラットフォームを採用。ホイールベースも300シリーズと同じ2850mmで、特に2列目、3列目の居住スペースを拡大するとともに、ランクルに求められる高い走破性に磨きをかけている。
アプローチアングル:31度、デパーチャーアングル:23度、ランプブレークオーバーアングル:23度は従来のプラド同様の数値で、300には若干劣るものの充分な性能だ。サスペンションはフロントが独立懸架のダブルウイッシュボーン、リアがトレーリングリンク車軸式を採用する。
コメント
コメントの使い方今のランクルの注文について……マガジンXさんを読んでみてくれ