いすゞが世界60カ国以上で発売しているラダーフレームベースのSUV、MU-Xがビッグマイナーチェンジを果たした。顔付きが激変したうえに、ブラックが精悍な最上位グレード「RS」まで登場しちゃって魅力満載。何度も言うけど、日本にも入れてくんないかなあ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ISUZU
■目つきの鋭いイケメン顔に大変身!
東南アジアで絶大な人気を誇るいすゞの1トン積みピックアップ「D-MAX」。こいつをベースに生まれた3列7人乗りSUVが「MU-X」だ。
フレーム付きボディならではの悪路走破性と耐久性、牽引性能が高く評価され、タイやオーストラリア、南アフリカ、中東、中米など、世界60以上の国や地域で販売されている。今回、そんなMU-Xが、2020年のデビュー以来となるビッグマイナーチェンジを実施した。
新型MU-Xの特徴は、精悍になったエクステリアと最上位グレード「RS」の設定、安全機能の向上だろう。
まずエクステリアだが、フロントグリルやバンパー開口部の形状が変わり、精悍な顔つきを手に入れた。後ろ姿では左右独立していたテールランプが一文字に結ばれ、これまた現代的なたたずまいを実現している。
■引き締まった最上級グレードRSがガチでほしい!
こんな極上ボディをベースに誕生したのが、トップグレードのRSだ。エクステリアのあちこちにブラックを差し色に使い、ルーフは全面グロスブラックに塗って全体を引き締めている。
インテリアではシートステッチなどにグリーンをあしらい、アンビエントライトやフットランプを追加して、最上位モデルであることをしっかり主張している。
先進安全機能では、2つのレーダーに新世代ステレオカメラ、さらに8つのセンサーを搭載し、最新の安全を手に入れた。横断する歩行者や自転車認識に加えクロストラフィックアラート(後退時の横断車両検知)、踏み間違え防止などにも対応済みだ。
エンジンは3Lと1.9Lのディーゼルであることに変更なし。前者が190psで後者は150ps。どちらもユーロ5に適合したクリーンディーゼルだ。
それにしても、これだけかっこいいマイチェンをしたとなると、改めてMU-Xの日本導入を願わずにはいられない。ラダーフレームベースのSUVはもはや絶滅危惧種となりつつあるだけに、ぜひとも日本の土を踏んでもらいたい!
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