シエンタ、アルファード、セレナ…快適&便利!! 最新国産3列シートミニバン 14選

■日産 NV200バネット(2009年登場)

●このクルマのポイント

 NV200バネットは、エンジンをボンネットの内部に収めて前輪を駆動するミニバンスタイルの商用車。ワゴンも用意され、2列席と3列席仕様がある。

 後者の3列目は、膝先空間が狭めだが、床と座面の間隔は相応に確保した。多人数で乗ってもさほど窮屈ではない。

 1.6Lエンジンはパワー不足でノイズも大きく、一般的な用途ではセレナを推奨するが、シンプルな内装はツールとして使いやすい。

・価格:197万3400~208万3400円
・JC08モード燃費:13.2km/L(16Ⅹ-2R)
・エンジンラインナップ:1.6L

●値引き目標:24万円

■日産 NV350キャラバン(2012年登場)

●このクルマのポイント

 ハイエースのライバルとなるワンボックスボディの商用車で、エンジンは前席の下に搭載して後輪を駆動する。ワゴンは4列のシートを備えて乗車定員は10名だ。

 ワゴンでも車両の性格はマイクロバスに近く、シート形状が10名分に分割されている。多人数で乗る時は快適だ。またワゴンのエンジンは、直列4気筒2.5Lガソリンのみ。ディーゼルも設定するとメリットが高まる。

・価格:263万4500~335万4100円
・JC08モード燃費:9.1km/L(DX)
・エンジンラインナップ:2.5L

●値引き目標:27万円

■日産 エルグランド(2010年登場)

●このクルマのポイント

 背の高いLサイズミニバンでありながら、価値観がセダン風で、運転席に座ると独特の囲まれ感がある。重心が高いわりに操舵感は素直だ。2.5Lエンジンは実用回転域の駆動力を高めた。

 居住性は1/2列目シートは快適だが、3列目はLサイズミニバンなのに膝が持ち上がる。荷室の高さも不足しており「大勢乗せてたくさん積む」ミニバンの機能に不満がある。4名乗車に適する。

・価格:338万300~605万2200円
・JC08モード燃費:10.8km/L(250XG)
・エンジンラインナップ:2.5L/3.5L

●値引き目標:31万円

■ホンダ オデッセイ(2013年登場)

●このクルマのポイント

 アルファードなどと同様のフラットフロア構造によるハイルーフミニバンだが、オデッセイは床を低く抑えた。

 そのために2WDの全高は、フラットフロアミニバンでは唯一1700mmを下回る。低重心で走行安定性もいい。

 3列目席は床と座面の間隔が充分に保たれ、多人数乗車時の快適性はアルファード/ヴェルファイアよりも優れる。しかし外観が貧弱で販売力も弱く、売れゆきは低迷気味。

・価格:303万5186~422万6852円
・JC08モード燃費:26.0km/L(ハイブリッドホンダセンシング)
・エンジンラインナップ:2.4L/2L HV

●値引き目標:29万円

■ホンダ フリード(2016年登場)

●このクルマのポイント

 全長が4300mm以下に収まるコンパクトミニバンだが、2列目シートは両側にアームレストを備えたセパレートタイプが基本だ。

 床の高さはステップワゴンと同等だが、全高はフリードが100mm以上低く、室内高が不足している。特に3列目は床と座面の間隔が足りず、膝の持ち上がる姿勢になる。

 3列目を左右に跳ね上げると、広い荷室になって自転車も積みやすい。先ごろの改良で、SUV風の外装パーツを装着したクロスターも追加され、選ぶ価値を高めた。

フリードは今年8月のマイナーチェンジで、クロスオーバースタイルの新グレード「クロスター」を追加。ラインナップが充実した

・価格:199万7600~301万8400円
・JC08モード燃費:28.0km/L(ハイブリッドGホンダセンシング)
・エンジンラインナップ:1.5L/1.5L HV

●値引き目標:19万円

次ページは : ■三菱 デリカD:5(2007年登場)

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!