フィット納期はすでに4月以降!? 2021年までのホンダの新車戦略を暴く

10月にホンダe、12月に新型N-ONEがデビュー!!

新型N-ONEのエクステリアは、好評な現行モデルのキープコンセプト。N-WGNに先行搭載された安全技術などが搭載されて質感を大幅に高めての登場となる

 次期型N-ONEは8年ぶりのフルモデルチェンジ。キープコンセプトで現行モデルとあまり変わらないデザインで仕立てているという。

 ただ中身は現行N-BOX、N-WGN同様に新開発のプラットフォーム&基本コンポーネントの採用で大幅にクオリティアップ、走行性能の向上を図っている。安全パッケージの「ホンダセンシング」も最新の進化デバイスを標準装備する。

 ホンダeはホンダ初の電気自動車でコンパクトハッチのレイアウトを採用。3900mmを切る全長に3ナンバーの全幅、ホイールベースは2500mmで新型フィットよりもショート&ワイドのレアウト。

 後輪駆動で前後の重量配分を50:50としている。モーターはスタンダードとハイパワーの2タイプを設定。一充電航続可能距離は短めの200kmに設定している。

ホンダ初の量産EVのホンダeは2020年の注目株。航続距離は200kmと短いが、シティコミューターとしての需要を狙っている!?

ビッグマイチェン組にも注目

ホンダはフリードでSUVテイストのクロスターを登場させ、第2弾としてフィットにも設定する。オデッセイにもSUVテイストのモデルが追加される可能性が高い

 2020年後半登場のN-BOXとオデッセイはどちらもビッグマイナーチェンジを実施する。内外装のデザイン変更、新グレード&ボディカラーの設定、安全パッケージ「ホンダセンシング」の最新デバイスの標準装備などが主な内容となる。

 N-BOXは派生モデルの「スラッシュ」をどうするか。SUV仕立てにコンセプト変更をすることで、ライバルのダイハツタントとの戦いを優位に展開しようとする可能性もある。

 オデッセイもSUVテイストの派生モデルを設定することで商品ラインアップを強化することになりそうだ。

N-BOXのビッグマイチェンを機に刷新予定の個性派軽自動車のN-BOXスラッシュ。消滅か、それともSUVテイストでリベンジか?

2021年は4車種のフルモデルチェンジを予定

 2021年にフルモデルチェンジするヴェゼル、シャトル、グレイスはファミリーモデルであるから、中身は同じようなトレンドで仕立てるはず。いずれもキープコンセプトで世代交代する。もう1台はステップワゴンがある。

すでにタイで発表されている新型シティ。グレイスはシティの日本版だ。全幅が1748mmの3ナンバーサイズに大型化されている

 パワーユニットは1.5L、NAガソリン&同ハイブリッドを搭載する。ハイブリッドは新型フィット同様に従来の1モーター2クラッチ方式から2モーター方式に切り替えることで高性能&低燃費を高次元で両立させるはずである。

 ステップワゴンは新型アコード同様に2Lのハイブリッドを小型化しさらなる高効率化を図るのが売りとなる。キープコンセプトで使い勝手の向上や最新の「ホンダセンシング」デバイスを標準装備する。

■2020~2021年 ホンダ新車カレンダー(遠藤徹氏調べ)
※FMC:フルモデルチェンジ、MC:マイナーチェンジ、N:新規

■2020年
【1月】
・シビックセダン&ハッチバック(MC)

【2月】
・S660(MC)
・アコード(FMC)
・フィット(FMC)

【夏】
・シビックタイプR(MC)

【9月】
・N-BOX(MC)

【10月】
・ホンダe(N)
・オデッセイ(MC)

【12月】
・N-ONE(FMC)

■2021年
・ヴェゼル
・シャトル
・グレイス
・ステップワゴン

※本稿の新車発売予想スケジュールは、著者である遠藤徹氏が新車ディーラーを回って得た取材結果をもとに作成した予想であり、実際の発表スケジュールとは前後する可能性があります(当サイトでは、登場予定新型車に関しては引き続き鋭意取材し、最新の情報が入り次第、情報をアップデートしてまいります)

【画像ギャラリー】東京オートサロンで公開されたシビックセダン&ハッチバック

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

マツダ6、実は水面下で開発が続いていた!? 注目新車情報、グッズが当たるアンケートも展開「ベストカー4月26日号」

終売が報じられたマツダ6はこのまま終わるのか? 否!! 次期型は和製BMW3シリーズといえるような魅力度を増して帰ってくる!? 注目情報マシマシなベストカー4月26日号、発売中!