ホンダは2019年10月に開催された東京モーターショー2019で2月から販売を開始する新型フィットのプロトタイプを公開し、ホンダのホームページでは積極的にティザー展開している。
ホンダはN-BOXをはじめとする軽自動車の販売比率が高くなっていて、登録車の奮起に期待がかかるが、2020年のニューカー戦略が気になるところ。
2020~2021年のホンダのニューカー戦略はフィットを筆頭にアコード、N-ONE、ヴェゼル、ステップワゴン、シャトル、グレイスのフルモデルチェンジ、新規では「ホンダe」、マイナーチェンジではシビック、S660、N-BOX、オデッセイなどが活発に展開される図式になっている。
以下各ラインアップのアウトラインを追ってみる。
文:遠藤徹/写真:HONDA、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】東京オートサロンで公開されたシビックセダン&ハッチバック
マイチェン版シビックタイプRは春から夏にかけて登場
まず2020年は1月シビック、2月S660の各マイナーチェンジ、2月フィット&アコードのフルモデルチェンジ、9月N-BOX、10月オデッセイの各マイナーチェンジ、10月ホンダe発売、12月N-ONEのフルモデルチェンジなどとなっている。
1月10日に発表したシビックは23日から発売開始。
今回はフロントバンパー&アルミホイールのデザイン変更をはじめラインアップの見直し、ハッチバックにメーカーオプションでトップロードサンルーフの仕様追加など。

具体的にはホンダセンシングレス仕様廃止及び機能の歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせを追加。インテリア&マップランプをLED化されETCは2.0となる。
性能はハッチバックの6MTのシフトフィールを向上。車体防音仕様強化によって静粛性を向上させている。
ボディカラーのラインアップはハッチバックがグローバルで好評のソニックシルバーを投入、セダンは高彩度ブルーを追加する。
車両本体価格はハッチバックが294万8000~262万8000円、セダン261万~296万3500円。タイプRは夏にマイナーチェンジして発売する。

事前予約が好調な新型フィット
新型フィットは2月13日に発表、14日に発売する。キープコンセプトで進化。エクステリアはシンプルで飽きのこないデザインを採用。
エンジンは1.3L、NAガソリン&1.5Lハイブリッドを搭載し、HVは従来の1モーター2クラッチから2モーター方式に切り替え、高性能&低燃費を高次元で両立。

ユーザーの価値観に合わせてライフステージで選ぶリュクス、ホーム、ベーシック、ライフスタイルで選ぶクロスター、ネスを設定する。
車両本体価格は1.3Lが148万8100~201万8000円、1.5LHVは197万8100~259万1800円。すでに先行予約を開始しており、1月上旬現在の納期は4月以降となっている。
新型アコードはタイ生産に切り替え
新型アコードは2月中旬にも発表、発売する。従来モデルは国内での組み立てだったが、次期型はタイ工場で生産、日本の狭山製作所で完成検査をした後販売店に出荷する。北米仕様モデルをベースに仕立てる。
パワーユニットは2Lハイブリッドで従来モデルと同じだが、小型化し、新開発のプラットフォーム&サスペンションの採用で573Lと大容量のトランクを実現している。

グレード構成は従来3タイプだったが、新型ではEXの1タイプに集約。車両本体価格は465万円。
カラーバリエーションはエクステリア5色、インテリア2色。
エクステリアはプラチナホワイトパール(有料)、クリスタルブラックパール、ルナシルバーメタリック、ブリリアントスポーティブルーメタリック、パッションレッドパール。
インテリアカラーはブラック、アイボリーでいずれも本革シート仕様となっている。
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