エスティマルシーダ/エミーナ
販売期間:1992~2000年
エッ、この2台は新車時から売れていたのでは? というご指摘は正しい。エスティマでは大きすぎるため、5ナンバーサイズのルシーダ/エミーナが大ヒットした。
しかし、ルシーダ/エミーナは1994年に初代オデッセイがデビューしてから乗用タイプミニバンに需要が移行したため一気に販売を落としてしまった。
本家エスティマが2代目はミドシップをやめてFFに移行するにあたり、コストのかかるミドシップレイアウトをルシーダ/エミーナだけのために継続させるわけもいかず、2000年にモデル消滅となったという経緯がある。
しかし、ないものねだりはこのクルマにもあり、2001年にノア/ヴォクシーがデビューし、セレナ、ステップワゴンと熾烈な販売合戦を繰り広げるいっぽうで、スタイリッシュな個性派ミニバンということで中古車マーケットで人気になった。
大人気→人気凋落→中古で人気という流れとなった珍しいクルマと言えるだろう。
まとめ
中古車は定価がないだけによくも悪くも価格の変動が大きい商品である。
そのため人気車でなくても将来中古車価格が上がりそうな要素があるクルマに乗っている人は、長く乗っていると思わぬ高値で処分できるということもあるかもしれない。
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