シボレーの2ドアスポーツカー「カマロ」の新型モデルが、発表された。
改良を受けた新型の特徴は、フロントマスクデザインの一部変更によるデザインのブラッシュアップだけにとどまらず、日本専用のナビゲーションシステムの搭載も大きなトピックだ。
よりクールに進化を遂げた新型カマロについて紹介する。
文:大音安弘、写真:ゼネラルモーターズ・ジャパン
【画像ギャラリー】より精悍なフロントマスクにチェンジ!新型シボレー・カマロのスタイル
コンセプトカーをモチーフとした新フロントマスク
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、2020年1月10日、シボレーのスポーツカー「カマロ」の改良型モデルを日本初披露し、同日より受注を開始することを発表した。新価格は、556万~710万円となる。
新型シボレー・カマロは、2018年にラスベガスで開催されたカスタマイズカーの祭典「2018 SEMA SHOW」で発表されたカマロのカスタマイズモデル「SHOCKコンセプト」のフロントデザインを取り入れたのが最大の特徴だ。
これによりフロントバンパーのセンターバーをボディ同色に変更。さらにシボレーのエンブレム「ボウタイ」の装着位置も、フロントバンパーからフロントグリルへと改められている。これによりカマロのスポーティさと精悍さをより強調させているという。
そのほかのデザインは、従来型にほぼ準ずる形となる。
日本専用の高性能ナビゲーションシステムを全車に搭載!
機能面の最大のハイライトは、「クラウドストリーミングナビ」の全車標準化だ。
これはゼネラルモーターズ・ジャパンとゼンリンデータコムが共同開発した完全通信の車載ナビゲ―ションシステムで、最新のゼンリン市街地図とオンラインVICSを常にストリーミングすることにより、常に最新の地図、高鮮度の情報を利用可能とした。
ルート検索には、ゼンリンデータコム製ナビエンジンを使用しており、スムーズかつ的確なルート案内を行う。
また従来の通信型ナビゲーションシステムが不得手とするトンネルなどのGPSでは測位できない状況でも、車載センサーと連携し、高精度な位置補正を実現するなど高性能を誇る。
タイヤのエア管理をより簡単に!
スポーツカーに相応しい新機能としては、「タイヤフィルアラート」を、全車に追加装備。これはタイヤの空気圧調整時に、適性空気圧に達するとアラート音で知らせるもの。
感覚で空気の充填が可能となるため、エアゲージを確認せずとも、スムーズに空気圧調整を行えるのがメリットとなる。
ハイパフォーマンスのV8とオールマイティな直4を用意
グレードは、3タイプで構成される。2.0L直列4気筒DOHCターボエンジンに8速ATを組み合わせるクーペの「LT RS」とオープンカーの「コンバーチブル」。いずれも最高出力275ps/5500rpm、最大トルク400Nm/3000~4000rpmを発揮する。
フラッグシップとなるクーペ「SS」には、自然吸気仕様となる6.2LV8 OHVエンジンを搭載。最高出力453ps/5700rpm、最大トルク617Nm/4600rpmの高性能ユニットで、トランスミッションが10速ATとなるのも大きな特徴だ。これらスペックは従来型から引き継がれるものだ。
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