中国EV大手のBYDが、車内置き去り事故ゼロを目指す「#たすけてブーブー」プロジェクトに参画。子どもを守るクルマづくりへの本気度と、安心・安全なモビリティ社会の実現に向けた取り組みに目が離せない!
文:ベストカーweb編集部/画像:PRTimes
BYDが「#たすけてブーブー」プロジェクトに参画!
いま、全国の保育施設や教育現場で大きな注目を集めているのが「#たすけてブーブー」プロジェクトです。
この取り組みは、幼児の通園バス置き去り事故を受けて立ち上がったもので、NPO法人Safe Kids Japanと一般社団法人ジェイセーフが共同で推進。
バス内に子どもが残っていると異常を検知・通報できる車載装置「ブーブーチェッカー」の普及を通じて、痛ましい事故を未然に防ぐことを目指しています。
この理念に共鳴したのが、いま日本市場でも存在感を増している中国EVメーカーのBYD。2024年7月から同プロジェクトへの正式参画を発表しました。
同社はこれまでにも、EVを通じた地球環境への貢献、安全性を重視した車両開発などを行ってきましたが、今回は“子どもの命”というテーマに正面から取り組む姿勢を打ち出しています。
「テクノロジーで命を守る」――BYDが見せた本気の姿勢
特に注目したいのは、テクノロジー企業としてのBYDが「ソフト」「ハード」両面から社会課題の解決に向き合っている点です。
車内センサー、通信モジュール、AIによる検知技術といった分野で先進的な知見を持つBYDは、将来的にブーブーチェッカーのような機能を標準装備として搭載する可能性もゼロではないでしょう。
「EVだからこそできること」「安全装備の進化」を社会に還元するという姿勢は、日本メーカーにも大いに刺激となるはずです。
ベストカーWeb編集部が見る「BYDらしさ」とは?
BYDは2023年に日本市場に本格参入。コンパクトSUV「ATTO 3」や「DOLPHIN」など、個性あふれるEVを次々投入しており、街でも見かける機会が増えてきました。
こうした中で、同社が単なる“EVメーカー”にとどまらず、「安心・安全」「命を守る」というテーマに積極的に取り組む姿勢を見せたことは、ブランドイメージを一段と高める動きと言えるでしょう。
クルマの進化は、単に走る・曲がる・止まるだけではなく、“どう使われるか”にまで踏み込む時代に突入しています。
「EVで未来を創る」だけでなく、「未来の社会を守る」ことにも目を向けている──BYDの本気度が伝わるプロジェクト参画です。


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