CH-Rでエコカーカップ2017に参戦!! WEBベストカーチームまさかの?

助っ人はこの人だ!!

 ゼッケン708番。この番号でピンと来た人はかなりのベストカー好き。「708=なおや」ということで鈴木直也氏だ。

 実は同氏、エコカーランでは腕を鳴らす名人。業界屈指のメカ好きでいかに燃費を稼げるかということに精通しているのも大きい。

 以前もこのイベントへの参加経験もあり、ルールに詳しいのも初参加のWEBベストカーチームにはかなりのアドバンテージ。そんな直也氏に聞くとこのイベントを勝ち抜くためのコツは次の一点にあるという。

 ■精密にラップタイムを管理すること

 前述の3分15秒のラップタイムをずっと記録できればタイムとしては最速の部類になる。燃費に関しては下りがメインになる1コーナーからダンロップコーナー付近までで稼ぎ、残りをバッテリーパワーを全開にするというのが定石だ。

 タイム管理にはスマートフォンのアプリを使用するのが一般的なようだが、なぜか今回はストップウォッチでの計測とした。それが後々の悲劇を生むとはこの時は誰も知らない……。

鈴木直也氏と編集部高瀬。スタートドライバーはこの二人だ。ナビゲーターがピットイン後にドライバーに、そして新たにナビゲーターが乗るというローテションで乗車した
鈴木直也氏と編集部高瀬。スタートドライバーはこの二人だ。ナビゲーターがピットイン後にドライバーに、そして新たにナビゲーターが乗るというローテションで乗車した

コースイン、そして結果はいかに?

 スタートドライバーは鈴木直也氏。3分16秒台という規定ギリギリのラップタイムを刻み、順位も着実にアップ。

 今回はスタートグリッドが68番という最後尾近くをくじで引いたこともあり、かなり苦戦を強いられること間違いなしだっただけに、この好調なスタートは嬉しい限り。

 交代した編集部の2人、広告部の紅一点ササキも順調にラップを重ねる。

 ここでドライバーとして参加中のトヨタ広報部のN氏がピットに慌てて飛んできた。

 「WEBベストカーさん、3分14秒台で走ってるよ!?」

 なんと計測ポイントを勘違いしており、規定ラップタイムより速い周回を重ねていたのだった。挙句の果てにファステストラップも記録。人生でなかなかない瞬間をこんなところで達成してしまうとは……。

 そうこうしているうちにチェッカーフラッグ。総走行距離234.9km、そして平均燃費14.0km/L。

 これだけ聞くと好成績に思えるが実際はペナルティなどが積み重なり、総合68台中66位、クラス18台中18位の大惨敗ともいえる成績だった。

国内随一の1500mのストレートを誇る富士スピードウェイ。数々のレーシングドライバーが戦ってきたのと同じコースを走れる

 現行プリウスと同クラスで物理的に不利な部分もあったが、次回以降はしっかりとしたマネージメントを行いながら参戦する必要がありそう。

楽しく走ってなんぼ?

 このイベント、順位が出るから悔しい部分も大きいがとにかく「気軽」が売り。ライセンスも不要だし、車両への大きな改造も必要ない。それでいて一筋縄でいかないルール設定もあり、速くて低燃費で走らなければならないのが奥深い。

 今回参加した広告部のササキ女史もクルマは好きなれど、富士スピードウェイを走るのは初めて。それでいて3分25秒前後でラップを重ねていて、降りてきてひと言。

 「いやー、楽しい!! けど難しいから悔しい」とササキ女史。

 そして直也氏は……、

 「この奥深さは癖になるね。欲を出すと3分15秒なんて超えてしまうし、とても楽しいイベントです。次回も絶対リベンジします。金曜日から練習走行します」ともう次戦の意気込みを発表。

 エコカーカップは夏にも開催されるから詳細はこちらから確認してほしい。

国内随一の1500mのストレートを誇る富士スピードウェイ。数々のレーシングドライバーが戦ってきたのと同じコースを走れる
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