世界の商用車市場に新たな動き。老舗のボルグワーナーが、欧米の大手自動車メーカー向けにターボチャージャーの契約を2件受注したとのこと。内燃機関とハイブリッド車両の未来を支える技術とはなにか?
文:ベストカーWeb編集部/画像:ボルグワーナー
老舗メーカーがの内燃機関を支援!
2025年8月4日、アメリカの自動車部品メーカーボルグワーナーは、世界的な大手自動車メーカー(OEM)の次世代車両に対しターボチャージャーの供給を行うと発表した。
ボルグワーナーは創業130年以上の歴史を誇り、ターボーチャージャーや変速機からはてはEV向けの部品開発を行っていることでも有名。同社の副社長でもあるフォルカー・ウェング博士は、今回の発表をボルグワーナが内燃機関分野を継続的に支援していくという姿勢を反映するものだと位置づけている。
欧州市場では1Lの小型ガソリンエンジンを搭載する次世代商用車にウェイストゲート式ターボチャージャーが、北米では3Lガソリンハイブリッド用途向けにの高性能ターボチャージャーが供給される。
特に、同社のウェイストゲート式ターボチャージャーは、小排気量ガソリンエンジンとの相性がよいとされている。また、耐久性に優れながら高効率で、かつ価格設定や長期的な供給対応力といった点からも業界の中で際立った地位を確立しているようだ。
生産開始は欧州は2027年8月で、北米の方は2028年9月からを予定しているとのこと。ポーランドのジェシュフ工場およびメキシコのラモス(Ramos)工場で製造される。

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