まさに水素界のツインピークス!!　両雄BMW×トヨタで共同イベント開催！

　BMWとトヨタが共同で開催する「BMW×TOYOTA H2 DAYS」は、水素のある暮らしを多角的に体感できるイベント。燃料電池車の試乗や水素グリル、子ども向けワークショップなどを通じ、水素社会への理解と関心を広げる内容となりそうだ。

文：ベストカーWeb編集部／画像：PRTimes、BMW、トヨタ、ベストカーWeb編集部

水素が日常を変える？　

　BMWとトヨタが、2025年10月4～5日の2日間、東京・麻布台ヒルズにあるBMWブランド・ストア「FREUDE by BMW」にて、水素エネルギーの可能性を体感できるイベント「BMW x TOYOTA H2 DAYS」を開催すると発表しました。

　両社は2011年から協力関係を築き、昨年にはカーボンニュートラルと水素社会の実現を視野に入れた連携を強化しました。今回のイベントは“あなたの毎日が、水素でもっとおもしろくなる『Double the Excitement』”をテーマに掲げ、水素社会がもたらす新しいライフスタイルを来場者に伝える場となります。

ミライのクルマを体感！

　会場は、多様な体験コンテンツが用意される予定です。まず注目は、燃料電池車（FCEV）の試乗プログラム。トヨタの「クラウンFCEV」とBMWの「iX5 Hydrogen」に実際に乗車し、水素で走る次世代のクルマを体感できる機会となります。

　試乗は事前応募／抽選制で、1回あたり3名まで、約60分の走行を予定しています。走行中の静粛性や加速フィールは、従来のエンジン車やEVとは異なる独特の魅力を感じさせてくれるはずです。

家族にも嬉しい水素技術盛り沢山！

　また、ライフスタイル提案として「水素グリル」を使った特別メニューの提供も見どころです。水素から発電し、その電気を活用するだけでなく、直接水素を使って調理するというユニークな体験が可能で、来場者は未来の暮らしの一端を味わうことができます。

　さらに、家族連れ向けには子ども向けの燃料電池ミニカー教室も実施。小学3年生以上を対象に、水素で動く仕組みを学びながら模型づくりを楽しめるプログラムで、親子で未来のエネルギーについて考えるきっかけにすることもできそうです。

　完成したミニカーは持ち帰り不可なのがちょっと残念ですが、そこでの学びと体験は大きな価値を残すものになるかもしれません。

BMW×トヨタが魅せる水素技術の頂！

　10月4日にはスペシャルセッションも実施され、燃料電池自動車（FCEV）の開発者同士で、両社の戦略や展望について議論が交わされる予定です。こちらは、抽選制で定員50名となりますが、クルマと社会の未来が見えてきそうなイベントととなることが予想されます。

　試乗体験含め、本イベントで展示されるBMW iX5 Hydrogenは、同社が水素分野で積み上げてきた研究成果の1つ。実証実験用のプロトタイプながらその完成度の高さに注目が集まっています。一方、トヨタのCROWN FCEVは量産モデルであり、水素社会の普及に直結する存在といえます。

　両社の展示を並べて見比べることで、水素技術の幅広さやアプローチの違いが浮かび上がるでしょう。

　その他、開催時間、各セッション・ワークショップ・試乗会などについての詳細はイベント特設サイトにて。入場料は無料。