カワサキの人気レトロスポーツモデル「Z650RS」に、2025年11月15日(土)より新カラーが追加される。ZシリーズのDNAを継承しながら、最新技術を融合したこのモデルは、ベテランからリターンライダーまで幅広く支持されている。その魅力を改めて掘り下げる。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
“ZAPPER”の魂を受け継ぐ現代版ネオクラシック
1970年代の「Z2」や「Z650」など、カワサキの黄金時代を彩った名車たち。そのデザイン哲学を現代に蘇らせたのが「Z650RS」だ。丸型ヘッドライトに砲弾メーター、ティアドロップ型フューエルタンク——見る者の心を掴むクラシカルなスタイルは、まさに“ZAPPER(俊足なやつ)”と呼ばれた当時のスプリンターモデルを彷彿とさせる。
2025年モデルでは、「メタリックオーシャンブルー」と「エボニー」という2つの新たなカラーが登場。深みのあるブルーはスポーティかつ上品な印象を与え、ブラック基調のエボニーはより精悍で引き締まった印象を演出する。カラー変更のみとはいえ、その存在感は一段と増している。
軽量コンパクト+最新テクノロジーが生む「扱いやすい楽しさ」
Z650RSの魅力は、何といっても軽快なハンドリングと親しみやすいフィーリングだ。車体は、カワサキ独自のトレリス構造のダイヤモンドフレームを採用。剛性としなやかさの絶妙なバランスにより、ワインディングでも市街地でも軽やかに走れる。
エンジンは「Ninja 650」や「Z650」で定評ある水冷4ストローク並列2気筒。低中回転域から豊かなトルクを発生し、街乗りでも扱いやすい一方、高回転ではスポーティな吹け上がりを楽しめる。さらに、KTRC(カワサキトラクションコントロール)の搭載により、安全性と安定感が一層高まった。
「見た目はレトロ、中身はモダン」——このギャップこそが、Z650RSが幅広い世代に愛される理由だ。
安心して長く乗れる「カワサキケアモデル」対応
今回のモデルも「カワサキケアモデル」として販売される点にも注目したい。これは、購入後1か月点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)が無償で受けられるサポートプログラム。ライダーの安全と快適なバイクライフを支える仕組みとして、多くのユーザーから好評を得ている。
また、ABSとETC2.0を標準装備し、現代のツーリングニーズにも完全対応。さらに販売は全国の「カワサキプラザ」限定とすることで、購入からアフターサービスまで一貫したサポート体制が整う。
「乗って楽しい」だけじゃない、所有する喜びを
Z650RSは、単なる“昔風デザインの新型バイク”ではない。往年の名車を知る世代には懐かしさを、若いライダーには新鮮な個性を——時代を超えて魅力を放つ1台だ。
特に印象的だったのは、レトロな外観と最新の制御技術が完全に調和している点。街乗りで扱いやすく、ツーリングではスポーティに走れる——まさに“万能ネオクラシック”と呼ぶにふさわしい。
クラシックな外観に最新テクノロジーを融合したZ650RSは、「懐かしくて新しい」唯一無二の存在。進化したカラーで、2025年も多くのライダーの心を掴むだろう。











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