豊田章男会長がドイツの自動車専門誌『Auto Bild(アウトビルド)』と傘下の新聞『Bild am Sonntag』(ビルト・アム・ゾンターク、『日曜版ビルト』の意)が創設する「ゴールデン・ステアリグ・ホイール賞」を受賞した。自動車に関する欧州で最も権威のある賞といわれ、その受賞理由がユニークだった
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】フォードの創業者やイーロン・マスクに並んだ!! クルマ好きであることは海外でも評価される豊田章男会長!(5枚)画像ギャラリー「自動車業界で最も影響力があり、最も情熱的なリーダー」
今回の受賞理由は2009年のトヨタ自動車の社長に就任以降、リコール問題など数々の困難を乗り越え、グローバルで自動車産業をけん引し、モータースポーツにも貢献し続けてきたことに敬意を表したという。
豊田章男会長の受賞を伝える『Auto Bild』は「自動車業界で最も影響力があり、最も情熱的なリーダー」と表現した。
さらに「豊田氏をほかの経営者と隔てるもの、それは、クルマへの情熱が心の底から湧き出ていることであり、子供のような喜びと、真のクルマ好きとしての揺るぎない敬意を持ち続けている」と豊田章男会長の人間性に注目している点がユニークだ。
「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」を主催する『Auto Bild』は欧州を中心に36カ国で毎週発行され、700万部以上というからベストカーもかなわないモンスターマガジンだ。その影響力は強く、過去に受賞した人物を挙げるとフォードの創業者ヘンリー・フォードやVWのフェルディナント・ピエヒ、テスラのイーロン・マスク、タタのラタン・タタなどそうそうたるメンバーが名を連ねる。
さらにF1ドライバーのミハエル・シューマッハやルイス・ハミルトンも受賞しており、モータースポーツへの貢献に対しても高く評価していることがわかる。
2025年は海外の権威から多数評価される年に!
『Auto Bild』のロビン・ホルニッヒ編集長は「親愛なる章男さん、親愛なるモリゾウさん。会長として指揮するだけでなく、自らハンドルを握る姿を見せてくれてありがとう。心からお祝いと敬意を!」と素敵なスピーチを送っている。
参考までに豊田章男会長は2025年フランスの月刊誌『Journal de l’Automobile』(「ジュルナル・ド・ロトモビル、『自動車ジャーナル』の意)からマン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたほか、アメリカの自動車技術者協会(SAE)財団から「2025年度業界リーダーシップ賞」を受賞するなど、海外から高い評価を得ている。







コメント
コメントの使い方