英国の名門スポーツカーメーカー「ロータス」の中核モデル「エリーゼ」に、日本だけの限定車が登場。
厳選されたカタログモデルでは選べないボディカラーを始め、数々のオプションを特別装備しているのが特徴となる。一体どんなカラーが登場するのだろうか。
文:大音 安弘、写真:エルシーアイ
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厳選された特別カラーのエリーゼ
ロータスカーズ⽇本正規販売輸⼊総代理店であるエルシーアイは、2020年2月28日、限定車ロータス エリーゼ スペシャルカラー エディションを発売した。
特徴であるボディカラーは、全8色をラインアップ。限定数は、各色5台ずつの計40台を用意する。価格は、全仕様統一の699万6000円だ。
ベースとなるのは、カタログモデルの「エリーゼ スポーツ220Ⅱ(6MT)」だ。
パワーユニットは、1.8L直列4気筒DOHCスーパーチャージャーエンジンをミッドに搭載。最高出力220ps/6800rpm、最大トルク250Nm/4600rpmを発生する。車両重量904㎏(ベースモデルの本国参考値)の軽量なボディとの組み合わせで、ライトウェイトスポーツらしい刺激的な加速が楽しめる。
厳選された8色のボディカラー
最大の特徴となるボディカラーは、現在、カタログモデルで、オーダーすることができない厳選された8色を採用したもの。
各色を紹介すると、通常モデルには設定のない「ブロンズカッパーレッド」。以前に設定され、人気が高かった「ゼストイエロー」と「ナイトフォールブルー」。
そして、今後プレミアムペイントとして、オプション設定が予定される新色「アイソトープグリーン」「バーンとオレンジ」「デイトナブルー」の3色を採用。
さらに他モデルの人気色も取り入れており、3-ELEVNの「メタリックレッド」とエキシージ カップ430の「バトルシップブレ―」をそれぞれを取り入れた。
これらは、有償色となるスペシャルペイント及びプレミアムペイントに相当するものだ。
さらに エクステリアでは、リアトランサムパネル、ロールフープカバー、ミラーキャップ、フロントアクセスパネルをブラック仕上げとする「ブラックパック」とアルミホイールのブラック化を行うことで、よりシャープなスタイリングとしている。
外装色に合わせたコーデのインテリア
インテリアでは、カタログモデルでは選択できないボディ同色の特別インテリアカラーパックに加え、ボディカラーに合わせた特別カラーステッチを組み合わせることで、より一体感あるものに仕上げられた。
さらに、通常はオプションとなるCDオーディオとフロアマットも標準装備されている。
特別な限定車だが、お値打ち価格
日本専用という特別仕様でありながら、実はお得な値付けがされているのも魅力のひとつ。
682万円のベース車に対して、17万6000円高となる価格だが、オプション総額と比較すると、仕様により最低30万8000円~最大49万5000円もお得となる内容なのだ。
エルシーアイによれば、現時点、完売となった色もあるものの、まだ限定車の購入は可能とのことだ。この限定車を、英国のロータスカーズのSNSで紹介をしたところ、世界中のロータスファンから羨望の声が聞かれたという。まさにロータスファン憧れの一台に仕上がっている。
一時、生産終了の噂が聞かれたエリーゼだが、まだ生産終了の予定は一切なく、今後も販売が継続されるという。
このため、今回のオプションカラーや仕様についても、一部がカタログオプションへと昇格する予定があることも告知されている。
ただ今回限りとなる可能性を秘めた仕様もあるため、お得なプライスの限定車を選ぶ価値は十分あると言えそうだ。
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