ダウンサイズターボが日本で流行らないのはガソリンのせい?

走りの楽しさにもガソリンの質が影響

 もう少し突っ込んで書くと、ハイオク使うからダウンサイジング過給に「面白さ」が出てくる。

 ステップワゴンの1500ccターボ、出力もトルクもライバル車の2000ccとイーブン。燃費はむしろ若干の負け。

1.5Lダウンサイズターボエンジンを搭載するステップワゴン。ハイブリッドで勝負するトヨタ ノア/ヴォクシー、日産 セレナに対して販売面では苦戦を強いられている
1.5Lダウンサイズターボエンジンを搭載するステップワゴン。ハイブリッドで勝負するトヨタ ノア/ヴォクシー、日産 セレナに対して販売面では苦戦を強いられている

 コスト的には高額なタービンやインタークーラー、直噴使うダウンサイジング過給のほうが高い。だったら安価なターボなしエンジンで充分でしょう。

 いずれにしろ平均走行速度の低い日本の道路事情を考えれば、ダウンサイジング過給エンジンにハイオク入れて走るより、排気量の大きい普通のエンジンのほうが効率的だ。

 今後も平均走行速度が上がるとは思えないから、ダウンサイジング過給の普及は難しいかもしれません。

 中国などの新興国や東南アジアなども、オクタン価の高いガソリンは値段が高いため普及しない?

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