注目されるマイチェンの内容は!?
価格戦略ではN-BOXとタントではかなりの違いがある。車両本体価格はN-BOXが141万1300~212万9600円に対してタントは124万3000~197万4500円であるから、N-BOXのほうが16万8300~15万5100円も高い。
この違いの大きな部分は、メーカーオプション装備品だ。N-BOXだと、オプションとせず、標準装備で組み付ける部分が多いためだ。装備を充実させ、クオリティアップさせている分、N-BOXのほうがタントよりも立派に見えるので、人気が高いといった側面がある。
最近増えている残価設定クレジットで組めば、毎月の支払いではそれほど差がつかず、価格の高さは、あまりネックになっていないという事情もありそうだ。
※証言:1首都圏メーカー資本ホンダカーズ営業担当者
「N-BOXが今秋にビッグマイナーチェンジするということは、今年初めに開催された販売店トップ向けのメーカー主催による「ビジネスミーティング」で明らかにされている。ただその具体的な内容は、まだ明らかになっていない。内外装のデザイン変更、新グレードの設定、使い勝手の向上、ボディカラーの再編、安全対策強化などは間違いないと思われる。シリーズ全体の販売構成比は約60%が、上級&スポーツバージョンの「カスタム」で占められるので、こちらを中心とした手直しがされるに違いない。」
「一時期、フィットやフリードで成功している(SUVテイストの)「クロスター」が、N-BOXにも追加設定される可能性があると言われていたが、今回はマイナーチェンジ自体が「売り」になるので1年程度先送りされるかも知れない。」
※証言:2首都圏地場資本ホンダカーズ営業担当者
「N-BOXのビッグマイナーチェンジは年内実施が有力だが、コロナウイルス感染拡大の影響で、多少ずれる可能性がある。ライバルのタントとの差は、圧倒的に引き離している状況だから、現行モデルのままでも十分戦える。」
「クオリティの高さ、走り、剛性、使い勝手、装備などあらゆる面でN-BOXに分があり、実際に競合しても、あまり負けることはない。マイナーチェンジすれば、さらに差が開くに違いない。クロスター仕様が設定されるとしたら、さらに勢いがつくだろう。」
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