季節の変わり目にはエンジンオイルの交換がおススメ
冬は走行距離が伸びない一方で、エンジンにとっては過酷な季節でもある。短距離走行やアイドリング時間が増えると、エンジン内部に水分や未燃焼燃料が残りやすく、オイル劣化が進みやすい。
とくに朝夕の冷え込みが厳しい時期は、エンジンが十分に温まる前に走行を終えてしまうケースも多い。そのため「距離を走っていないから大丈夫」と考えるのは危険だ。走行距離が少なくても、期間ベースでの交換が重要になる。
一般的には半年に一度、もしくはシーズンごとの交換を意識するとエンジンコンディションを良好に保ちやすい。ウィンターシーズン前に新しいオイルへ交換しておけば、寒い朝の始動性も向上し、精神的にも余裕が生まれる。
そして冬の終わりには、クルマに対してお疲れ様という気持ちを込めてエンジンオイルの量が適切や劣化していないかチェックを行いたい。
以前は寒い冬に柔らかいエンジンオイル、暑い夏に硬いエンジンオイルと、粘度の違うエンジンオイルを交換していたが、いまでは幅広い環境温度範囲をカバーするマルチグレードのエンジンオイルが普及しているため、1年を通じて同じ粘度のエンジンオイルを使っても問題ない。
さて、レベルゲージを引き抜いたなら、先端に付着しているオイルをウエスできれいに拭き取っていったん元に戻す。そして、再び引き抜いたときゲージ先端に付着したオイルで判定する。
ゲージ先端には上下2本の線溝があり上が「Hiレベル」、下が「Lowレベル」を意味していて、このHとLの間にオイルが付着してればオイル量はOK! Lレベル近辺まで減少していたときはHレベルまで補充しておきたい。
また、劣化の判定は素人が目視したところで正確な判断などくだせない。エンジンオイルには洗浄効果もあり、交換直後なのに汚れを取り込んで真っ黒ということも珍しくないからだ。
このため、あくまで目安となるが、レベルゲージに付着したオイルをきれいなウエスに1滴たらして、汚れの広がり方を確認してみたい。中心に汚れが凝縮され、その周囲に透明感のあるオイルが広がるようならまだ大丈夫。
全体に真っ黒なオイルが広がるようなら劣化している可能性大。そうなってしまった場合、エンジンオイル交換をおススメしたい。半年に一度、もしくはシーズンごとの交換を意識するとエンジンコンディションを良好に保ちやすいからだ。
この時期もっともやっておきたいのは、下回りの洗浄
冬の時期、降雪地域では、路面に凍結防止剤や融雪剤が散布されている。これらは主に、塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの塩分で構成されているため、クルマに付着したまま放っておくと、クルマに錆を発生させる原因となってしまう。
なかでもクルマの下回り(底)は、チッピング(石はね)や跳ね上げた砂や小石などによって傷が入りやすく、その傷に融雪剤のカスが付着してしまえば、簡単に錆に進展してしまう。
マフラーやサスペンション、サブフレームなど、下回りには重要な部品が多くある。もちろんクルマには錆の発生を防ぐよう、構造(防錆処理のしやすい形状など)や材料(シーリング材など)、工法(メッキなど)などを工夫するなどで、防錆処理が念入りに施されてはいるが、使用環境によるところもあるため、絶対に錆を発生させないことはできない。
また、たとえ雪道を走行していなくても、他のクルマが運んできた塩分の付着した泥汚れを巻き上げている可能性があるので、この時期には、ぜひ下回りも洗浄しておきたい。
このほかにも冬用の濃度の濃いウオッシャー液をそのまま使っていないか、ブレーキの点検など、異常はないか面倒くさいと思わずに点検したい。
【画像ギャラリー】季節の変わり目に行うべき春のメンテナンスとは(5枚)画像ギャラリー






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