現地で売れるクルマに真正面から挑む! そんな日産の姿勢が、N6にはかなり濃く表れている!? 中国で主流となっているPHEVセダンのど真ん中に投げ込まれた1台を国沢光宏氏がさっそく徹底試乗!! 編集長はウキウキでべた褒めしていたけど、正直インプレッションの国沢さんにはどう映る?
文:国沢光宏/写真:ベストカーWeb編集部、東風日産
【画像ギャラリー】ツートンのコックピットがカッコ良すぎ!! 話題の東風日産N7に大接近!!(10枚)画像ギャラリー中国で中国車と真っ向勝負!
今や日産の中国戦略は「徹底的な現地化」である。開発の目標として「中国の競合車と同じ価格を目指す!」を掲げ、それでいながら日本車が得意としている「細かい気配りをしたクルマ作り」を実現する。解りやすく書くと、中国車より良品を同じ価格で売ると言うこと。もうひとつは「ニッチを狙う小賢しい商品戦略じゃなく中国の売れ筋モデルのど真ん中で勝負する」だ。
N7に続くN6は、文字通り中国で売れ筋になっているPHEVのセダンである。N7と似ているため共通プラットフォームだという報道もあるけれど、車格としてはワンランク違う。
ボディサイズこそ全長もホイールベースも10cm短いだけながら、例えば電動パワステのモーターはN7が欧州Dセグと同じラック直づけ。N6だとCセグの標準になるステアリングコラムに付く。このあたり、試乗するとステアリングフィールで気がつくクルマ通もいると思う。
採用されているPHEVシステムは、ホンダや三菱と同じ直結機構付き2モーターとなる。21.1kWhという大容量の走行用電池が残っているウチは、フロントに搭載されている211馬力のモーターで走行。電池残量無くなると、エンジンで発電機を稼働させ、作った電力を使い211馬力のモーターで走る。
巡航状態ではエンジンと駆動系を直結し、モーターも電池も使わない。ここまで読んで気づいた人も多いだろうけれど、直結モードの無い日産eパワーと違うハードである。日本の日産も、中国現地に出向している開発担当者が作ったN6のシステムを使えば、アメリカやヨーロッパで高速燃費の良いハイブリッドを出せるのに。
PHEV史上トップクラスの快適さ!?
試乗といきましょう。電池残量があるウチは実用航続距離140km程度の電気自動車と全く同じ。普通に走っているとエンジン掛からない。続いてハイブリッドモードを試す。スタートは100%モーターで、速度出るとエンジン掛かるのだけれど、驚いたことにeパワーより圧倒的に静かで滑らか。102馬力だという1.5リッター4気筒エンジン掛かったことも解らないほど。
先日BYDのシーライオン6に試乗し、同じく1.5リッター4気筒エンジンが静かなので驚いたけれど、N6のエンジンってそれ以上に静か。開発担当者に「どこのエンジンですか?」と聞いたら「日本からの出向者が中心となって日産品質を満たすよう苦労して開発した、東風日産製エンジン&ハイブリッドシステムなんです」。オーディオなど聞いていたら普通に走っている限りエンジンの存在に気がつかないかもしれない。
エンジン始動と停止の時の「揺れ」も感じないほど。私が今まで乗ったPHEVの中で一番ハイブリッドモードの快適性が高いと思った。N6の価格を聞くと「今乗っているグレードで250万円くらい。ベースグレードだと220万円になります」。中国における競合車は、日本で398万円というプライスタグをつけるBYDのシーライオン6。N6を同じような価格で売ったら売れそう。












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